ハウトゥー世界征服 東 16 ページ21
「すみません、御客様。
当店は未成年の方の入店をお断りしていまして…」
入った途端、バーの男性店員に注意された。
まぁ、こうなるだろうね
日が落ち切った夜に、僕達の様な子供が、大人の集うバーに来るなんて普通に可笑しいだろうし。
「あー、大丈夫大丈夫」
店員の話を遮り、もう一人の女性店員が僕達に近づいて来た。
やや高い位置に長い茶髪を束ね、
スレンダーなスタイルと女性らしい肉付きをした人だ。
その人は微笑み、男性店員に言った。
「その子達は私の御客様なの。
入れてあげて」
「は、はぁ…」
彼女にそう言われ、タジタジになりながらも男性店員は立ち去った。
途端女性が気怠そうに溜息を吐き、頭を掻いた。
「相変わらず大変そうだね」
僕がそう声を掛けると彼女は此方を向き、また溜息を吐いた。
「別に〜
こうした方が人と上手くやってけるんだから」
「昔の隼人みたいな事を言うね」
「…とりあえず、カウンターでいいかしら？」
「構わないよ」
そう言うと彼女は「こっち」と足早に歩き出した。
その後を僕達はついて行く。
やがて案内されたカウンター席に四人並んで座り、向かいで彼女が飲み物を作ることになった。
「僕は何でもいいや。
オススメで」
「ではブラッディメアリーなど如何ですかー？」
「…僕は未成年なんだけど」
「冗談よ。
ミルクでいいかしら？」
「それは僕の身長に対する嫌がらせか何かかな？」
「…これだから『何でもいい』は嫌なのよ」
「貴方のチョイスが悪いだけだよ」
そんなこんなで結局僕はソーダになった。
天馬はオレンジ、拓人はココア、京介はアイスコーヒーだ。
混ぜたりする手間が無い分、すぐに飲み物は目の前のコースターの上にのせられ、僕はそれを一口飲んだ。
味は普通。
まぁ、ただ市販のソーダを注いでチェリーを入れただけだもんね。
「それでー？
この3人が最近入った新入りさん？」
一通り飲み物を作り終えた彼女は天馬達を見ながら僕にそう尋ねた。
「あの…貴方が、もしかして…」
すると神童が逆に彼女に尋ねた。
彼女はその言葉を聞いて、待ってましたとばかりに薄く笑みを浮かべた。
「初めまして、私は“エリカ”
《イドラのサーカス》御贔屓の、情報屋にございまーす♪」
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ミア(プロフ) - 分かりました！ 次に作品を作る時にでも出してもらえれば幸いです！ (2019年2月25日 7時) (
レス) id: 62a5f394e4 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ミアさん» コメントありがとうございます！大変申し訳ありませんがこの物語にこれ以上登場人物を入れてしまうと元からｺﾞﾀｺﾞﾀしていることお話が更にｺﾞﾀｺﾞﾀしてしまうと思います…有難いお話ではありますが今回はお断りささて頂きますorz (2019年2月24日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - コメント失礼します。 私、キャラを考えるのはすごく好きなんですけど、ストーリーを考えるのが苦手で代わりにこの作品に出してもらえませんか？ 設定はコメント欄に書くので、お願いします！( ＞Д＜；) (2019年2月24日 16時) (レス) id: 62a5f394e4 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 未来の光に咲く鍵の花さん» コメントありがとうございます！ 本当ですか？嬉しいです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 『小生』は『しょうせい』と読みます！ 分かりづらくてすみません！ (2015年3月4日 23時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
未来の光に咲く鍵の花(プロフ) - この小説の世界観…好きです！あのすいません、『小生』と書いてなんと読むのですか？ (2015年3月4日 17時) (レス) id: e1d834432f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年1月24日 11時
