21世紀イグゼンプリファイ 13 ページ18
「もうっ！アイツまじありえなーいっ！！」
ホウキをブンブンと振り回し、私は苛立ちを色んなものにぶつけた。
「おい、ぶん回すだけならホウキ返せ」
そのそばで小道具を片付けている鉄角に注意され、更に私の苛立ちは募る。
彼を睨み付け、最後にホウキを客席に振り下ろした。
「まぁまぁ、ちょっと落ち着いたらどうッスか？」
「無理よ！
何なの、あのピンク頭の
Aにいきなり掴みかかるなんてっ！」
「お前もピンクの頭だけどな」
「アンタは少し黙ってなさいよ！」
そして鉄角に茶々を入れられ、更に更に苛立ちは募る。
あんなのと同じなんて死んでもごめんだわ。
「大体アンタ達もどうして見てるだけだったのよ？」
「だって無闇に割り込んでもAの迷惑だと思うし…」
「あんな暴力的な止め方以外にも他に方法があったと思います。
あの人怪我しちゃったじゃないですか」
「それは井吹のせいよ。
私じゃないわ」
「でもあのまま止めなかったらキミ、ムチで攻撃しようとしてたでしょ？」
「…」
皆帆に言われ、私は彼から咄嗟に目をそらす。
あーもう、言い返せない自分にも腹が立つ。
これだから人間は嫌いなのよ。
「…それで全部人間のせいにするのは可哀想だと思うけどなぁ？」
「勝手に心読まないでよ。
Aに言いつけるわよ」
「ごめんごめん」
皆帆は苦笑し、肩を竦める。
彼の『能力』は発動してるかどうか区別がつかないから、厄介なのよね。
「それよりA、あの人連れて何処行ったんスかね？」
久坂が首を傾げて、そう尋ねた。
すると真名部がすかさず答える。
「傷の手当てをしに行ったのでは？
あの人、僕らと同じぐらいの子でしたし」
「あー…アイツ、あーゆうのにだけはまだ優しい方だもんなー…」
真名部の答えに鉄角は1人頷き、溜息を吐く。
その隣で瞬木も呆れた顔をしていた。
「アイツは他人に対しての認識が甘過ぎんだ。
子供だからって人は人だ。
いつ嘘を吐いて、騙してるのかわかりゃしない」
「キミの場合、疑り過ぎだよ。
もう少し優しい人になろうよ？」
「ハッ、そんな余裕ねーよ」
瞬木はそう言い捨てると皆帆を睨み付け、彼から目をそらした。
「ハイハーイ、天馬、さくら、宗正集合〜」
少し片付けをサボって話していたらAがテントに入って来た。
その表情は笑顔だが、とてつもなく嫌な予感がする。
…ヤバい、かも？
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ミア(プロフ) - 分かりました！ 次に作品を作る時にでも出してもらえれば幸いです！ (2019年2月25日 7時) (
レス) id: 62a5f394e4 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ミアさん» コメントありがとうございます！大変申し訳ありませんがこの物語にこれ以上登場人物を入れてしまうと元からｺﾞﾀｺﾞﾀしていることお話が更にｺﾞﾀｺﾞﾀしてしまうと思います…有難いお話ではありますが今回はお断りささて頂きますorz (2019年2月24日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - コメント失礼します。 私、キャラを考えるのはすごく好きなんですけど、ストーリーを考えるのが苦手で代わりにこの作品に出してもらえませんか？ 設定はコメント欄に書くので、お願いします！( ＞Д＜；) (2019年2月24日 16時) (レス) id: 62a5f394e4 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 未来の光に咲く鍵の花さん» コメントありがとうございます！ 本当ですか？嬉しいです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 『小生』は『しょうせい』と読みます！ 分かりづらくてすみません！ (2015年3月4日 23時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
未来の光に咲く鍵の花(プロフ) - この小説の世界観…好きです！あのすいません、『小生』と書いてなんと読むのですか？ (2015年3月4日 17時) (レス) id: e1d834432f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年1月24日 11時
