◇ラプンツェルの落し物 ページ33
その後の練習は、人一倍頑張ってたと思う。
あんな事の直後だもん。
怒りが収まるワケもなくって。
その怒りの全てをサッカーボールにぶつけた。
結果、結構いい動きは出来ていたと思う。
ソウスイとの特訓の時も、いつもなら脅されてばかりなのに何回か褒められたし。
この調子がずっと続けば、そのうちサクマとゲンダの事を……
「……ｺﾞﾎｯ」
ソウスイとの特訓も終わり、私は1人部屋に向かう。
本当はこのまま眠ってしまいたいけれど……
汗臭いとタカナシに怒られちゃうからね。
それに汗でﾍﾞﾀﾍﾞﾀしたままいるのは嫌だし。
1度部屋に戻って、着替えとタオルを持ってシャワールームに行かないと……
「…！」
「…よぉ、チビ助」
ようやく部屋に着いた、と思ったら
その部屋の前には私の大嫌いな人が立っていて。
彼は私を見遣ると意地悪な笑みを浮かべて、もたれ掛かっていた壁から身を起こした。
……なんで此処にいるのかな。
今の時間、普通なら就寝時間前だから各自部屋にいると思うんだけど。
「…何？何か用なの？無いならどっか行って」
「つれないねぇ。用が無いと立ち寄る事も許されなくなったか。随分嫌われたモノだな」
「用事があるならさっさと終わらせてよ。
明日の為にも早く寝たいんだから」
「…ハイハイ、わかったよ。じゃあ早速」
今はフドウの顔を見るのも嫌だから、私は終始フドウから目をそらしながら強い口調でそう言った。
そうするとフドウは呆れたように溜息を吐きながらポケットを漁ると、私の眼前にある物を突き付けた。
ソレを見た途端、私の息が一瞬止まる。
まさかと思って自分の胸元にぶら下がっているはずの物の数を確認してみたら、私の胸元には��1つ�瓩靴�無かった。
「そっ……そ、れ……」
「……どーゆー事か説明してもらおうか」
フドウから貰った紐の切れたエイリア石を手にしながら、フドウは打って変わって真剣な顔付きになると、低い声で私に迫った。
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＊IJu＊(プロフ) - 胡蝶之夢さん» コメントありがとうございます！楽しみにして頂いているようで嬉しいです(｀･ω･´)更新頑張ります〜！ (2020年5月25日 2時) (
レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶之夢 - とってもいいところで切り上げられているので、続きが気になります！更新頑張ってください！ (2020年5月23日 1時) (レス) id: c7cfce80ec (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 桜吹雪さん» コメントありがとうございます！自分もまだまだ小説の書き方は模索している最中ですが、そう言って貰えて嬉しいです…！ありがとうです( ´ ▽ ` ) (2020年4月21日 1時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪(プロフ) - あぁー......尊いぃ......（語彙力皆無）ホント、ストーリーの構成から文章の書き方から全部上手いですね！尊敬します！ (2020年4月20日 19時) (レス) id: 8c61b1b0e7 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 氷浦メグさん» コメントありがとうございます！早くくっついて欲しいですね〜(他人事) 素敵な夫婦に…なると、いいな…… (2020年3月22日 2時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
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