注意報▼43 ページ43
「見てたの？」
「話し声聞こえただけ」
なんだか怒ってる？？
相川君は坂田君と浦田さんがいなくなってから少しむすっとしている
「帰って欲しくなかったの？」
寂しくなったのかな？と思ったら
その言葉にちらっと私の方へ視線を向けて
「…帰って欲しかったに決まってる」
すっと右手を私の左の頬に触れさせてきて
「な、なんでそんな悲しそうな顔するの」
じっーとこちらを見つめるその顔
「そんな風に見える？」
「…うん」
「だって、Aにまだ僕返事もらってない」
え？っと思って彼をまじまじと見れば
ふいっと顔を逸らされた
「してくれないの？」
…坂田君と浦田さんがきたせいか、何の返事かわからなくて
私は慌てる
「もー」
どうしよう、これで飽きられちゃったら…
私は慌ててベッドから出て
相川君の前に立つ
不思議そうにこちらを見つめる彼の両頬を両手で挟んで
少し背伸びをする
「A…？」
「相川君…すきっ」
ギリギリ届かない彼の唇にあと少しで触れられるのに
「……ふふ」
背伸びを一生懸命する私を見て、少し笑みを浮かべた相川君
「…僕は言葉でほしいけど、行動で先に示してくれるってこと？」
言葉の意味がわからなくて
背伸びするのをやめた瞬間
目の前が相川君しか見えなくなって
「ほんと、かわいい」
ボソッと聞こえたその声は
唇に触れた熱のせいで忘れてしまった
「口開けてくれないの？」
「え。」
「ほら、開けてよ」
唇が離れれば、上から見つめられて、
とりあえず彼の言うことに従う
すると唇の隙間から舌が入ってきて
頭の中がハテナで埋まった
知らなくないけど
したことなくて
頭がおかしくなりそうだった
息ができなくなってきて
相川君の胸を叩いたら
それに気づいた相川君は唇を離してくれた
やっと、息吸える…
「んっ…」
そう思ったのに、ニヤリと笑った彼は再び唇を重ねてきた
*
*
「相川君のせいで息できなくなるかと思った」
「Aが早く返事くれればあんなことしなくてもよかったんだよ？」
保健室から出て教室へ戻る
相川君の鞄が置きっ放しだったからだ
「で、返事は？」
「えっと…」
「僕と付き合ってくれますか？」
*
「勿論！！」
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Rmd(プロフ) - さくさん» ありがとうございます！！続編ってどうしても考えるの難しくて、いい案が出たら書こうかなって思います！！こちらの作品も読んでくださりとても嬉しいです(^^) (2019年6月9日 23時) (
レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
さく - とてもよかったです！おわってほしくない！ (2019年6月2日 19時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - 美桜さん» こちらこそコメントをして下さりありがとうございます！！新しい小説も楽しんでいただけるようなものにしますね！(^^)/ (2019年2月7日 22時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 返事くださりありがとうございます！新しい小説も見ますぞ！ (2019年2月7日 20時) (レス) id: 8e80da8dc1 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - アリスさん» 幸せになっていただけて嬉しいです！！デロデロに溶けていただけて良かったです！！！！！\(^^)/ (2019年2月5日 17時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rmd | 作成日時：2019年1月13日 22時
