・ ページ23
.
三木「志野って本当に一時期すごいなんか、言葉選びが難しいんだけど、ふっと消えちゃいそうな時期があって、覚えてるかな」
「あの時かな〜っていうのはありますね。デビューしたての、」
三木「そうそう。あの時ほんとに俺超怖くてさ、志野が現場で会うたびに元気なくなっていくの、見ててしんどかった。だから今こんなに元気で俺嬉しいよ」
「三木さんが助けてくださったんですよ、感謝しかありません」
三木「いえいえ、そんな。立ち直ったのは君の実力だからね」
「ありがとうございます…三木さんはずっと優しくて、会うたびに『大丈夫？』って聞いてくださって。私あの時、辛かったのは、もちろん多忙な事も大変だったんですけど、一番は演じるキャラクターが死んじゃうのがすごく多くて」
三木「エヴァでね、一生涯の演技を評価されてたからね」
「はい、嬉しいことに。でも当時はキャラクターと自分を切り離せないといいますか。次から次へとそういうキャラを演じていると精神的に堪えてしまって。それでだんだん自分が生きるのを否定されてるみたいな錯覚まで起こしてしまって、」
三木「そうだねぇ、僕もある作品で一緒に芝居をする機会があったんだけど、それも志野が最終的に命を落とすキャラで。志野の顔色が回を追うごとに青ざめてるのが心配でしょうがなかった」
「一番しんどい時に声をかけて下さったのが三木さんなんですよ。『君と演じるキャラクターは違う人間なんだよ。君はこれからもちゃんと生きるんだ』って。そこから吹っ切れた感じがします。
おかげ様で今はどれだけ死んでも大丈夫！！」
三木「あははそれは良かった。後から言われるとちょっと照れくさいけど笑。志野を元気にさせようっつって、俺と林原さんとご飯食べたり遊びに行ったりね」
「懐かしいですね！私兄弟がいなかったので、兄と姉が出来たみたいでずっと楽しくて、またご飯誘っていいですか？」
三木「いいよいいよ！行きましょうご飯！」
「やった！！林原さんにも連絡しときます！！」
───────────
@user-aaa
しぃさま結構家庭環境複雑らしいから、お兄ちゃん的な存在に救われたんだろうなと思って😭
@user-bbb
どれくらいなもんかと思ってwiki見たら死亡キャラめっちゃいて震えた…でも病んでる最中であろう時のビバップの演技は痺れたな
@user-ccc
あそこらへんの志野さんはまじで童顔だったし、居なくなりそうな儚さがあった。職質されるのも無理ないのかもしれない…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 757人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
poco(プロフ) - 嬉しいです🥹待ってます😆 (1月10日 1時) (
レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
藤野(プロフ) - pocoさん» ありがとうございます！深夜のテンションで書ききっていたので不安だったので嬉しいです笑 続きができたらまた投稿しますね😚 (1月10日 1時) (レス) id: 4ec9f1e3da (このIDを非表示/違反報告)
藤野(プロフ) - ももさん» コメントとリクエストありがとうございます☺️子育てのお話は少し時間がかかるかもしれませんが、書かせていただきますので少しお時間いただけたら幸いです！ (1月10日 1時) (レス) id: 4ec9f1e3da (このIDを非表示/違反報告)
poco(プロフ) - ラジオでの惚気ネタめちゃくちゃ面白いです！続きもぜひ見てみたいです！ (1月10日 1時) (レス) @page40 id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
もも - お子さんとのお話とっても好きです！もし宜しければまた続きがあると良いなぁと思っています……！🥺✨ (1月8日 22時) (レス) @page7 id: aa51dc45d1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藤野 | 作成日時：2023年9月4日 2時
