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高地 side ______











目が覚めてダイニングに行くと誰もいない













二度寝もできそうにないから

朝ごはんでも作ろう






いつも慎太郎が起きてくるのに

なかなかやってこない

顔を出しづらいんだろ









高地「大我、慎太郎呼んできて、飯できる」










大我「はいはい」











いつもなら、なんでおれ?っていうのに

今日はすんなり向かった大我も慎太郎のこと心配してんだろ













慎太郎「おはよ」













大我に連れられてやってきた慎太郎は

なんかすごく申し訳なさそうな顔をしていて

いつもガタイ良くでかいのに

なんか2まわりくらい小さく見える












高地「慎太郎寝すぎ!手伝えよ朝飯!てかお前が作れよ!」


慎太郎「え、あ、うん、ごめん」










なるべくいつも通りに

そう思うけどそうも行かなそうだ










「はよ」


慎太郎「樹」


「あ?」


慎太郎「あのさ… 大我「Aは?」」


「まだ寝てる」











慎太郎が何かいいたそうだったのに

遮るように大我が話題を変える










その声に慎太郎がまた申し訳なさそうな顔をする











「夜更かしだっただけだから」










帰ってきたのはそんなに遅い時間ではない


はいはい仲良くしてたのね


でもそれ北斗の前で言うと怒るよ?












北斗「おい!樹!」












ほらね?













「ちげーよ。Aがしたいって」


北斗「んなこときーてねぇーよ」












今日はAぬきの6人で朝ごはん



これは新鮮でいいかもしれない









慎太郎「Aが起きてきたら俺ちゃんと話すから」


「あー」


慎太郎「そしたら出ていくよ。ここ」



大我「は?」


慎太郎「荷物まとめて出ていく」


大我「ちょ、なに、、」












慎太郎の出ていく発言に誰よりも早く反応したのは

意外にも大我だった。





慎太郎と大我が言い争いをしていると

Aが降りてきた。










『たろちゃん?』










階段で降りてきた彼女は

こっちを見て慎太郎に気づく











慎太郎「A」


『たろちゃんだ』


慎太郎「ごめんねA」


『いつものたろちゃんだ』











そう言って勢いよくAが慎太郎に抱きついた。








それを慎太郎は受け止めて

Aはギュッと慎太郎をだきしめる。









それを見た樹の眉間に皺が寄ったのは言うまでもない。






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作者名:唯音 | 作成日時:2024年4月5日 18時

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