165 ページ38
・
Aの大学でいつも通りAの見守り隊として
時間を潰していたとき。
Aがトイレに入って俺も近くで時間を潰していた。
‰「慎太郎、金貸して」
慎太郎「なんでここに」
‰「お前最近電話出ねーじゃん？
だからわざわざ来てやったんだろ」
慎太郎「やめろよ」
ここはあまりにも学生が多い
Aにもこんなとこ見られたくない
‰「ちょっとこっちこいよ」
もう少しトイレにいてねA
そう思ってちょっとだけその場を離れたのがいけなかった。
いつも通り金のやり取りと
２度とくるなと釘を刺してトイレに戻る
でも…
遅いなぁ
あの時と、きょものときと重なった
慎太郎「ごめんなさい！」
女子トイレを開けると
そこには誰もいなかった。
慎太郎「クソッ」
講義室に向かえば
Aはいない。
Aがここじゃないとすればやっぱり…
AのGPSをみれば
その場所はサークル棟？
Aがそんな場所に行くの見たことない
全力でそこまで走る
あとすこし…
『いぁぁぁぁ』
声にならない声が響いた
Aの声
急いで部屋の扉を開ける
1番端の扉を開けるとそこにいたのは…
肩から血を流すAだけだった
慎太郎「A!」
『たろちゃん』
慎太郎「誰にやられた」
胸ポケットに手を入れて外に出ようとした時
Aに止められた
『大丈夫だから。ね？』
慎太郎「でも…」
『それより手当して』
慎太郎「ごめん」
Aを抱えて風磨のとこに行って
手当してもらった。
やっぱり傷が残るらしい
『たろちゃん大丈夫だから』
慎太郎「ごめん、A、、、」
『傷のひとつやふたつ大丈夫だって、ね？』
慎太郎「ごめん、ほんとに俺が無理」
『たろちゃん…』
Aは大丈夫っていうけど
何も大丈夫じゃない
家に帰るのも憂鬱
ごめんねってことしか頭に浮かばない
責められても何も言えない
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2066人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るな(プロフ) - 樹くんバカだぁ、自分の行動が原因だとわかって欲しいけど、慎太郎くんに対して嫉妬してるっていうのにも気づいてほしい😂お話楽しみにしてます^ ^ (3月14日 11時) (
レス) @page34 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - 大好きです！続きも楽しみにしてます( ᵔᵒᵔ )♡ (2月23日 12時) (レス) id: 789ab475c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：唯音
| 作成日時：2024年1月31日 21時
