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『樹』
「ん？」
Aが髪の毛を乾かし終えたから
キスをしようと髪を耳にかけて
顔を近づけたとき
『ちょっと真面目な話』
そう言って俺の唇に手を添えて止められた
「なに？」
今までこんなことなかったから
ちょっとびっくりする
『慎太郎のこと』
「なんかあった？」
いつも慎太郎のことをたろちゃんと呼ぶのに
名前で呼んだことにただ事じゃないと感じた
『今日ね、会社のビルに行ったんだけど』
「きたの？」
『私は車で待ってただけだよ？』
「ん。それで？」
『たろちゃん知らない2組にお金渡してて、お腹殴られて』
『思わず慎太郎に駆け寄ると相手の2人逃げちゃったんだけど…』
「どんな奴だった？」
『身長高い人と低い人、髪はくろだったけど』
それだけでは検討もつかない。
金？渡してた？
慎太郎が？
これだけでは俺もさっぱり…
『たろちゃんには誰にも言わないでって言われたんだけど』
「いや、教えてくれてありがとう」
慎太郎に見張をつけても
きっとすぐに気づかれる
Aを北斗に任せて慎太郎と俺で仕事するか
「明日から北斗でいい？」
『なんで？』
「なんでってなんかあったらどーすんだよ」
『昨日の今日で変わったら私が言ったってすぐバレる』
「そうだけど…」
確かに感がいい慎太郎にはすぐバレるだろう
でも、もしAが巻き込まれたら
そう思うと慎太郎をAのそばに置いておけない。
『大丈夫かな…』
「たぶん」
『正確にはわかんないけど結構なお金渡してた』
「うーん」
自分の金だとは思う
それをどう使おうが俺にとやかく言う資格はない
いっそのこと会社の金に手を出してくれれば
何に使ったのか問い詰められるのに…
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るな(プロフ) - 樹くんバカだぁ、自分の行動が原因だとわかって欲しいけど、慎太郎くんに対して嫉妬してるっていうのにも気づいてほしい😂お話楽しみにしてます^ ^ (3月14日 11時) (
レス) @page34 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - 大好きです！続きも楽しみにしてます( ᵔᵒᵔ )♡ (2月23日 12時) (レス) id: 789ab475c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯音
| 作成日時：2024年1月31日 21時
