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コーヒーが好きな理由 4 ページ8

…………………………………

「我が君ィーーーー!!」
「狗神さん、ハウス」
「御意!!
では共に行きましょう、愛の巣へ!!」
「コオオオォォラアァァァァ!!」


さっきは玄関に行かなかったとはいえ、こひなちゃんが部屋に入ってきてからはこひなちゃんにベッタリ。

ついにはこひなちゃんを持ち帰ろうとする始末。
駄目だ、ペットをしつけるのは飼い主の仕事!!


「クロ!!『待て』!」

私がそういうと、ぴたりと止まって、嬉しそうにかけてきた。


「はい!!
ご褒美をください、A様!!」
「え?
…そっか、いつもの?」
「はい!!」

後ろで、あの狗神が、人の言うことを聞くなんて、と驚いているが、気にしない。

…いつもの。
それは、元々の世界で私が、クロにご褒美としてあげていたものだった。

「はい、じゃあ、ご褒美の『ちゅー』ね」

そう言って、嬉しそうに目を閉じているクロの頬に唇を寄せていく。
…けれど、それがぴたっと止まった。


「…A様?」

狗神は、いぶかしく思い、そっと目を開けた。
…すると、目に入ったのは、Aの真っ赤な顔。

Aは、クロとはいえ、格好いい男性にキスをするのを、恥ずかしく思ってしまったのだった。


「……ふふっ」

狗神は、一瞬驚くと、Aの頬に自分から口付けをした。





「…A様。私には、ずっと貴女に伝えたいことがあったのです」
「…何?」


「私は、A様が好きです」


「…っこひなちゃんは?」
「こひな様は孤独だった私に優しくしてくださったから好きになったのです。
…貴女は…貴女のことは、全て愛しいのです」
「そんなの…いきなりすぎて、わかんないよ」
「…A様…」

「わかんない、わかんないよ。
だから…」






ー『これからも、遊びに来ていい?』ー









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光華(プロフ) - 銀魂の土方十四郎で激裏お願いしても良いですか? (2019年11月24日 21時) (レス) id: 9f1b40bb10 (このIDを非表示/違反報告)
ノワブラ-α(プロフ) - 幽遊白書の幽助の激裏お願いしますね (2018年9月1日 14時) (レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
サーシャ - 智美さん» 完成しました! お待たせして申し訳ありません…犬夜叉、るーみっくは大好きです!! (2018年6月3日 17時) (レス) id: 2ec897ff99 (このIDを非表示/違反報告)
nebula - 調べたらすぐでます〜 (2018年2月6日 2時) (レス) id: 4fd0305776 (このIDを非表示/違反報告)
nebula - あ、言い忘れていましたが妖怪です (2018年2月6日 2時) (レス) id: 4fd0305776 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サーシャ | 作成日時:2017年1月22日 10時

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