trick or…… 4 ページ44
…「い、いやいやまさか！私だって可愛いうちの子を女好きにするような改造はしないって！」
「しらばっくれるな！貴様以外にこんなことをできる奴がいるか…ッ！」
…まさか、そんな改造をした覚えはないのだけれど…、
でも確かに、彼の手は何かを押さえつけるように酷く震えていた。
三成は、演技なんてしようと思ってできる子じゃない。
…もしかしてこれは、本当に、知らないうちに私が何かしたのかもしれない。
そう思って記憶を辿ってみる。
…確か一週間くらい前、ハロウィンを盛り上げられそうな面白いものないかな、とネットサーフィンをしていて。どこかのサイトで吸血鬼の仮装のプログラムを見つけて……
「……あ」
「やはり貴様か！さっさとこれを解け！」
「いや…、そういえば、三成にインストールしたプログラムに…『本物の吸血鬼のようになれます』って書いてあったなって……」
…まさかそれって、見た目のことだけじゃなかったのか！？身体や行動まで吸血鬼みたいになれますよってことだったのか！？そんなのわかるか！
…と、いうことは……
「ということは三成…私の血を吸おうとしてるって…こと…？」
「私が…っ、貴様のような色気の無い女を、相手にする、はずが……っ、貴様など…っ、食事に、すぎな……っく、」
…それは計算外。
どちらかというとM寄りな私だって、血を吸われるなんて考えると、ぞっとして力が抜ける。
逃れようと手足をじたばたと動かしても、ぎゅうと更に強く抱き締められて逃げられない。
閉じ込めるような抱き締め方は、勘違いじゃなく、『獲物』を流さないための拘束なんだと、理解してしまった。
「やっ、やだ、離して…っ！」
「す、まん…耐え、きれな……っ」
「ひゃあっ！」
…三成の手が、私の襟元をがばりと広げる。
その手つきは性急で、余裕が無い。いちいち外す時間すら惜しいのか、一番上のボタンは引きちぎられて、フローリングの床に高い音をたてて落ちた。
…その瞳は血のように真っ赤で、興奮したように震えながら、腹を空かせた獣のような荒い息を吐き出すその姿は、確かに吸血鬼そのものであった。
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光華(プロフ) - 銀魂の土方十四郎で激裏お願いしても良いですか？ (2019年11月24日 21時) (
レス) id: 9f1b40bb10 (このIDを非表示/違反報告)
ノワブラ-α(プロフ) - 幽遊白書の幽助の激裏お願いしますね (2018年9月1日 14時) (レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
サーシャ - 智美さん» 完成しました！ お待たせして申し訳ありません…犬夜叉、るーみっくは大好きです！！ (2018年6月3日 17時) (レス) id: 2ec897ff99 (このIDを非表示/違反報告)
nebula - 調べたらすぐでます〜 (2018年2月6日 2時) (レス) id: 4fd0305776 (このIDを非表示/違反報告)
nebula - あ、言い忘れていましたが妖怪です (2018年2月6日 2時) (レス) id: 4fd0305776 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サーシャ | 作成日時：2017年1月22日 10時
