コーヒーが好きな理由 1 【ぐぐコク】 ページ5
«設定»
・狗神さん×ヒロイン。
・ヒロインは狗神と共に5年ほど前にぐぐコクの世界にトリップしてきた設定になっています。
・超捏造。
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「はぁ…いないなぁ」
皆さんこんにちは、山下Aです。
私は数年ほど前、この世界にペットと共にやってきました。
…この世界、といっても、ここがどこかは知りません。
タイムスリップしたわけでもないみたいなのに、実家にはどうしても連絡できないのです。
ここは鎌倉だということは、実は最近知りました。
…まあ、それはどうでも良いのです。もうしょうがないことだと思っていますから。
今はそれよりも…
「…いない…」
はぁ…と私はため息をついた。
(もう五年も探してるのに…)
私は、公園のベンチに座り、空を見上げる。
私は、こちらの世界に来てからずっと、一緒にこっちに来てしまったペット…クロを探していた。
クロは、つぶらな目をした子犬で、こちらに来た瞬間に一緒にいたのは覚えているのに、その後気絶して病院で目覚めた時にははぐれてしまっていたのだ。
(もう諦めたほうがいいのかな…)
それはそうだ。
子犬が五年も、飼い主がいない状態で生き延びられるはずもない。
そもそも五年も過ぎているのだから、もう既に寿命で死んでしまっている可能性だってあった。
「はあぁ…」
また大きなため息を一つ。
もう少し探したら帰ろうと、顔を上げた瞬間凍り付いた。
「え…はっ、えっ!?あああ!!」
私が見たのは、獣耳の白髪の男性に首輪をつけられ、至極楽しくなさそうに歩く黒髪の男性。…かなり異様な光景だが、私が真に驚いたのは、それではなく。
(え〜、ああぁ…、ああ、なるほど…私がしたのは…タイムスリップとかじゃなく…トリップ、てやつか)
ぼんやりとそう考える。
まあ、こっちに来た時点でおかしなことに巻き込まれているのはわかっていた、し。
(あれは…コックリさんと狗神…だよね)
じっと見つめていると、狗神と目があった。
そして、何故か狗神の顔が輝き始める。
(え)
そして、見事なクラウチングスタートをきめた狗神は、すごいスピードで私に迫ってきた。
「ぎ、ぎゃああああああ!?」
「えっおい、狗神!?」
反対方向を向いて逃げ出す。
追われたら逃げたくなる。 人間の不思議な性だ。
「待って下さい、ご主人様!!…っA様っ!!」
「えっ…!?」
いきなり名前を呼ばれて、私は足を止めた。
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光華(プロフ) - 銀魂の土方十四郎で激裏お願いしても良いですか? (2019年11月24日 21時) (レス) id: 9f1b40bb10 (このIDを非表示/違反報告)
ノワブラ-α(プロフ) - 幽遊白書の幽助の激裏お願いしますね (2018年9月1日 14時) (レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
サーシャ - 智美さん» 完成しました! お待たせして申し訳ありません…犬夜叉、るーみっくは大好きです!! (2018年6月3日 17時) (レス) id: 2ec897ff99 (このIDを非表示/違反報告)
nebula - 調べたらすぐでます〜 (2018年2月6日 2時) (レス) id: 4fd0305776 (このIDを非表示/違反報告)
nebula - あ、言い忘れていましたが妖怪です (2018年2月6日 2時) (レス) id: 4fd0305776 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サーシャ | 作成日時:2017年1月22日 10時