あなたの本心、私の本心。3 ページ33
…「ん…」
「目が覚めたかな?A」
「きゅぅ、え、もん…?…っな、何これ!?」
「ごめんね、暴れられるとまた乱暴しなきゃいけなくなるから」
…私が目を開けた時、辺りは薄暗かった。
室内にいることと、九衛門が私の前にいること、なぜか身動きがとれないこと以外、何もわからない。
…それでも目が慣れてくると今の状況が理解できて、今度こそ私は唖然とした。
「ちょ、こ、ここってもしかして…」
「僕の自室だよ。招いたのは君が初めてだ」
…彼の自室。
つまりは今私は、世間を常に騒がせている『彼ら』のアジトにいるということになる。
…でも、これは『来た』というより、『拉致された』と言ったほうがいいだろう。
だって、私の両手首は縄で纏められ、片足に繋がった鎖の先には杭が打ち込まれているのだから。
「やっ、九衛門、ちょっと…!早く外してよ!!」
「嫌だ。しばらくは逃がしてあげられないな」
「やだ、やめて…っ、何するの!」
…彼の手が、私に伸びてくる。
その手は、縄を外すでもなく、しかし暴行を加えるでもなく、私の服の襟にかけられた。
…まさか。人間じゃない上に中性的な彼のことだから、そんなこと考えもしなかったけど。
「ま、まさか…っ」
「おとなしくしてよ、声は好きなだけ上げていいから」
「やっ、そ、そんな、九、ぇ…っ」
…やっぱり、そのまさかだったらしい。
彼の手が、私の素肌をあらわにしていく。
せめてもの抵抗として縛られた両腕をぶんぶんと振り回してみたが、彼にとってはそんなものそよ風のようなものらしい。
私の両手は、九衛門によって床に縫い止められてしまった。
「や、やだぁ…」
「…うーん、このつくり難しいな……」
「きゃ…!ゃっ」
…九衛門が、私のブラを力任せに引きちぎった。
そのままズボンとパンツも脱がされ、私は上着やズボンが手首、足首に引っ掛かっただけの無防備な状態になってしまった。
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光華(プロフ) - 銀魂の土方十四郎で激裏お願いしても良いですか? (2019年11月24日 21時) (レス) id: 9f1b40bb10 (このIDを非表示/違反報告)
ノワブラ-α(プロフ) - 幽遊白書の幽助の激裏お願いしますね (2018年9月1日 14時) (レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
サーシャ - 智美さん» 完成しました! お待たせして申し訳ありません…犬夜叉、るーみっくは大好きです!! (2018年6月3日 17時) (レス) id: 2ec897ff99 (このIDを非表示/違反報告)
nebula - 調べたらすぐでます〜 (2018年2月6日 2時) (レス) id: 4fd0305776 (このIDを非表示/違反報告)
nebula - あ、言い忘れていましたが妖怪です (2018年2月6日 2時) (レス) id: 4fd0305776 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サーシャ | 作成日時:2017年1月22日 10時