小さな危機の話 1 【悪ノシリーズ】 ページ17
«設定»
・アレン×ヒロイン。
・ヒロインはアルスとアンネに小さい頃引き取られた養子で、アレンとリリアンヌの義姉。
・ヒロインはアレンがアレクシルであることを知っています。
・アレンとヒロインは恋人設定です。
・婚約を破棄された後設定ですが、レオンハルトは生きているし、エルルカも普通にいます。
※悪ノらしい背徳感などはあまり無く、始終ほのぼのしています。
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「お姉様、そういえば知っておるか？」
「なあに？リリアンヌ」
「アレンの話なんじゃが…」
…可愛い義妹であるリリアンヌとの、ティータイムの途中。
彼女が、どこか気まずそうにそう私に切り出してきた。
…彼女、リリアンヌと私の出会いは、私が五歳の時のこと。
今でこそ私はこうして彼女の姉として、彼女の手の及ばないところの政務などを大臣達や三英雄と行っているが、私は何事もなく育てば、周りの者達のように、彼女に媚びへつらわなければいけない身分だった。
…私はお義父様に使えていた上級貴族の娘だった。
お母様は早くに病で亡くなってしまっていたけれど、お父様は『母さんの忘れ形見だ』と言って、私をとても愛してくれていた。
…だが、そのお父様がその頃流行り始めたグーラ病のせいで亡くなり、私は天涯孤独になってしまった。
後で聞いた話だが、どうやらお母様は平民の出だったようで、そのお母様を勝手に嫁に迎えたお父様は一族中から嫌われており、私を引き取ってくれるところが無かったらしい。
…そんな時、私を迎え入れてくれたのが、お義父様とお義母様、つまり王アルス様と、王妃アンネ様だった。
当時私は三歳。
その年で行く宛がない私を哀れに思ってくださったらしく、養女として周囲の反対を押し切って引き取ってくださったのだ。
…そしてそれから二年後。私に妹と弟が産まれた。
ここまで長くなってしまったが、つまりその妹こそが、目の前にいるリリアンヌなのである。
…弟のほうはって？
それは、後々説明するということで。
…ここで、話を戻す。
「アレン…が、どうかした？
まさか、首をはねたわけじゃないでしょう？」
「まさか！召使とはいえ、お姉様の恋人なのじゃ！そのようなこと、わらわがするはずがない！
話はそのようなことではなく…」
「その…、な。
アレンが、隣国の『緑の娘』に惚れているという噂があるんじゃ」
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光華(プロフ) - 銀魂の土方十四郎で激裏お願いしても良いですか？ (2019年11月24日 21時) (
レス) id: 9f1b40bb10 (このIDを非表示/違反報告)
ノワブラ-α(プロフ) - 幽遊白書の幽助の激裏お願いしますね (2018年9月1日 14時) (レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
サーシャ - 智美さん» 完成しました！ お待たせして申し訳ありません…犬夜叉、るーみっくは大好きです！！ (2018年6月3日 17時) (レス) id: 2ec897ff99 (このIDを非表示/違反報告)
nebula - 調べたらすぐでます〜 (2018年2月6日 2時) (レス) id: 4fd0305776 (このIDを非表示/違反報告)
nebula - あ、言い忘れていましたが妖怪です (2018年2月6日 2時) (レス) id: 4fd0305776 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サーシャ | 作成日時：2017年1月22日 10時
