少女は一度死んだハズ

不思議な不思議な迷惑電話 ページ3

貴方「あ、うん…で？…ゴメン、回りがうるさいから聞こえない…」

現在○○駅

――やっぱり休日は人が多いなぁ…
――携帯で連絡も出来ないよ…(汗

貴方「でさー、アニメイト行ったら何買う？……え？リボーン？」

私、Aはこの駅の電車に乗って友達とアニメイトに行こうとしてる
それで、友達に何を買うか聞いたらリボーンって言われた…

貴方「私？私は…やっぱりDグレか銀魂かな？」

たしかにリボーンは好きだけど…あまり内容は知らない
だって、今まで見てたのって殆どがさっき言った二つだから

貴方「アハハッ、気が向いたら…リボーンのカード買おうかなー？」

――▽△行きの電車が来ます。黄色の線から内側まで下がってください――

貴方「あっ、電車来たから一旦切るね」

そう言って私は電話を切るとポケットに携帯を入れる
遠くの方から電車が来る音がしてくる

――あ……来た…

遠くから電車が来たのが解る
それに従って、だんだんと人混みも増えてくる

――…人が多すぎて…(汗

Aは後ろから押されるのを必死に耐える
一瞬でも気を許したらやばそうだ

――危ないな……流石通勤ラッシュ…(汗
――しかもその上かなり暑い……

(ヴヴヴヴッ)

貴方「？……携帯が鳴ってる…」

携帯を取って開く

――？……番号が書いてない…誰？

不思議に思ったAだが、取り敢えず

貴方「はい、Aですが…」
『“三次元は楽しい？”』
貴方「え……？」

電話にでてからの相手の第一声がこれだった
それに、聞いたことの無い男性の声

『“そっちはつまらない？それとも楽しい？”』

――何言ってんだこの人…

貴方「迷惑電話ならお断りです」
『“あと５秒で君はこっちの世界に来れるよ”』
貴方「は……？」

全く話が噛み合わない
さすがにイラっと来たA

貴方「もういいです……切りますよ…」
『“５……４…”』
貴方「ハァ…馬鹿馬鹿しい…」
『“３……２…”』

電話を切ろうとするA
その瞬間

『“……１…”』


…――ﾄﾝｯ

貴方「え……」

急に体が浮いた

――まさか…押されて…？

貴方「あ――…」

突如周りが遅くなった気がした
…目の前に電車が来てたから

『“…―――０”』

私…死ぬんだ……
もう電車が目の前に近づいてきて
そして―――……

主人公ちゃんはある意味最強→←プロローグ

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