貴方はだあれ? 037 ページ42
老人「おや君には聞こえるのかな?」
アップル「Dead men tell……なんだって?何が聞こえるというんだ?」
ホック「A?」
二人が心配そうに覗き込んでくる
A「Dead men tell no tales…って周りでさっきから声が……」
老人「死者にクチナシという意味じゃよ。ここらの海賊達の心の声やらじゃろうな……確かに死んじまったら意味がないからのう」
宝の山の上で骸骨と成り果てた海賊の遺体をみて老人は寂しそうに呟いた。
老人「Dead men tell no tales……知りすぎた我らが魅せられるのはいっいなんなんじゃろな……過去の栄光かただの、悲劇か、どちらにせよ海賊なんてロクでもないもんじゃからの」
ホック「魅せられる……海賊の魅力なんてそんな簡単なものじゃない」
老人はゆっくりとホックに微笑んで
ならばしかとその目ん玉に焼き付けることじゃな。
海賊が戦っている場面に私たちは遭遇した
A「あれはっ!」
ホック「キャプテンバルボッサだ!まさかここはポートロイヤルか!?」
アップル「ポートロイヤル?」
ホック「あぁ。キャプテンバルボッサが昔自らにかかった呪いを解くために襲った町だ。」
A「……あれって村長さん?影からマネキンで観てるのって……ジャック!?」
村長が井戸に沈まされてる様子をマネキンの横から観察しているジャックスパロウがいる
ジャック「ジャックじゃない!おれはキャプテンジャックスパロウだっ!てか黙れ!バルボッサに見つかるだろ!」
いや……あなたが黙ってればいいだけの話なのでは?
アップル「まさか本物の海賊がいるとは……」
ジャック「なんだ?色男?ここは海賊の国だ。俺たちは海に生きるんだからどこでも俺たちの国だ。どこでどう生きるかなんて自分で決めるのさ。」
ホック「どこで生きるかを決める…」
ジャック「おい。確かフックのとこの娘だな。」
ホック「あぁ。我がキャプテンはキャプテンフックだ。」
ジャック「ならよーく見ていけよ。これが海賊だ。」
それだけ言い残すとジャックはマネキンを投げて奥へと隠れてしまった
老人「昔は黒ひげと呼ばれる海賊やらが収めてたのに随分と世代代わりしたものだ」
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リゼ(プロフ) - halさん» ありがとうございますっ!続編もあるのでよかったらお読みください (2016年2月2日 20時) (レス) id: ed866c45c4 (このIDを非表示/違反報告)
hal(プロフ) - ホック編めちゃくちゃ良かったです! (2016年1月31日 22時) (レス) id: 7a7a1ca9cf (このIDを非表示/違反報告)
リゼ(プロフ) - halさん» まさか感想をもらえるとは思ってもみなかったので感激です!halさんありがとうございます!!書いてて内容がまとまらず不安だったのですが読んでくれる方がいて本当に感謝です涙ホック編もまだ何も決めていないのですが亀更新で頑張ります!! (2016年1月20日 14時) (レス) id: 10cbc4e028 (このIDを非表示/違反報告)
hal(プロフ) - 突然すみません(汗)いつも読ませていただいてます!アップル編での「存在の意味」がすごく感慨深くて、もう本当に魅了されました!!ホック編も楽しみです!応援してます! (2016年1月20日 0時) (レス) id: 7a7a1ca9cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リゼ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/?lang=ja
作成日時:2015年11月8日 11時