エイトフットの相談室

貴方はだあれ？ 025 ページ30

その後もう一度お店を見てからアップルは出るというしお店の外で待つことにした。

……あれ、この壁画

アップル「シンデレラのストーリーになぞられられているものだな。」

A「アップル……」

アップル「こっち来てみな」
アップルに手を引かれてある女の人の絵の前にきた。

シンデレラがガラスの靴が脱げながらも帰って行くシーン

アップル「この女性の耳飾り本物の宝石が埋め込まれているんだ。この耳飾りに手を当てながら願いを唱えると叶うなんてものもある」

A「へぇ……」
舞踏会でシンデレラには目もくれない一人の女性の耳飾り。

A「現金なものね。本物の宝石なんて。宝石なんてなかなか触れる機会ないものね」

アップル「普通の生活しててこの大きさの宝石の耳飾りはもらっても耳がちぎれそうだ。」

忍び笑いをしながらアップルが耳飾りに手をあてる。

A「願い事？」

アップル「いや。そんな大層なことではないんだがすこしね。
実はもう一ついわくつきの絵画があるんだがわかるか？」

アップルは隣の隣くらいの絵画の前に連れてきた

A「……これ？」

シンデレラの継母の指にはまる黒い指輪
シンデレラが落とした靴をお城の召使いによってはかされるシーン

なんだかすこしくらいオーラが継母からでている。

アップル「さすがだな。都市伝説のようなものらしいがこの指輪に憎い相手を思い描きながら触れると呪いがかけられるって噂だ。」

A「継母の呪いってことね……。
…………待ってもしかしてなんだけど」

アップルは ん？と首をにこやかにかしげる。
A「呪いをかけてるのは継母なの？」

アップル「いや。ヴィランズたちだ。 ランドでもシーでもヴィランズに区別は必要ないだろ？」

いやいや……まさかランドにまでヴィランズに関わるものがあるなんてね……。

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