貴方はだあれ? 019 ページ24
みんなでいろいろ回ることが出来た。
人は多かったけどアトラクションに乗れたりポップコーン食べたり
まるで普通の来園者のように。
A「ここにはみんな何のために来るのかな〜」
エイトフット「あ?」
マーメードラグーンの近くを通ったときにポツリとつぶやきが漏れてしまっていたらしくエイトフットに聞かれた。
A「あっ…いやなんかさ。ここにきてる人たちみんな幸せそうな顔してるなぁって」
家族や恋人友達 こっちはサークルかな。 いろんな種類のひとが来園してみんな各々の形で楽しんでる。
まるでこの世に悪なんてないとでもいうように……
エイトフット「……こいつらにとってここは仮想都市なんだとよ」
A「仮想都市?」
エイトフット「非日常ってことだ。いろんな時代に風景が作りかえられてある。だがここを出たらいつもどうり。お膳立てされたストーリーの中じゃなく理不尽な現実になる」
A「非日常……非日常を楽しんでるからあんなに笑顔ってこと?」
エイトフット「さぁな。少なくとも忘れられんじゃねぇの?外で起きたことは関係ない。ここは夢の国だからな」
A「夢の国……ねぇ」
エイトフット「だがぼったくりの国ともいう」
A「……へ?」
エイトフットは人の悪い微笑みを浮かべながら言った
エイトフット「ここの物価は外より高い。まぁ維持費やらなんやらあるからな。」
A「……なるほど」
エイトフット「彼奴らはあんなに笑ってるが確実にここに理不尽な現実で耐え抜いて手に入れた金を置いていく。 そう考えたらあの微笑みの下には涙だろうよ」
A「あはは……さすがヴィランズだね。たしかにそうだね」
エイトフット「おう。一応深海の女王アースラーの手下だから」
A「アースラーって女王なの?」
エイトフット「自称女王だ。」
A「……へー」
エイトフット「哀れむような視線を投げるな。そういう所はおまえもヴィランズぽいじゃねーかよ」
エイトフットっと無駄話をしたら心のどこかでもやついてた何かが少し薄れたような気がした
42人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リゼ(プロフ) - halさん» ありがとうございますっ!続編もあるのでよかったらお読みください (2016年2月2日 20時) (レス) id: ed866c45c4 (このIDを非表示/違反報告)
hal(プロフ) - ホック編めちゃくちゃ良かったです! (2016年1月31日 22時) (レス) id: 7a7a1ca9cf (このIDを非表示/違反報告)
リゼ(プロフ) - halさん» まさか感想をもらえるとは思ってもみなかったので感激です!halさんありがとうございます!!書いてて内容がまとまらず不安だったのですが読んでくれる方がいて本当に感謝です涙ホック編もまだ何も決めていないのですが亀更新で頑張ります!! (2016年1月20日 14時) (レス) id: 10cbc4e028 (このIDを非表示/違反報告)
hal(プロフ) - 突然すみません(汗)いつも読ませていただいてます!アップル編での「存在の意味」がすごく感慨深くて、もう本当に魅了されました!!ホック編も楽しみです!応援してます! (2016年1月20日 0時) (レス) id: 7a7a1ca9cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リゼ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/?lang=ja
作成日時:2015年11月8日 11時