嫌な予感だ#10 ページ30
神話は嘘をつかない。悪魔はそう言う。
「この話は、魔界のモノ達がしていた全世界共通の噂話みたいなものだ。アイツはとんでもない奴らの子供だ。初めて気配を察知した時、僕は似たような気配と相反する気配を同時に感じた。まさかと思ったが……今回のでハッキリしたぞ、ボクは一応魔界の系統だ。この話に嘘は無い」
ヒーロー一同は、驚きを隠せなかった。
サーティーンすら知らなかったらしい。
否、知っていたがその話の重要人物が自分の師匠であり、恋人などとは思いもしなかったのだろう。
「確かに…聞いたことがないわけではねぇが…師匠が？」
Aはこのことを知っているのか？
分からねぇ。聞いたこともねぇ。
本人の口からは何も言ってないだけか？
こんな大切なことを言わないことがあるか？
俺が信用されてないだけなのか？
「頭いてぇ…」
でもどうして、悪魔はこのことを話したのだろうか。
「おい悪魔。その正体と今の師匠の状況はどう関係があるんだァ？今の話を聞くだけじゃ昔話を知っただけになるが」
悪魔は声を潜めてこう言い放つ。
「下手をすればここにいる奴ら全員死ぬぞ」
「死ぬ？死ぬってどういうこと？！アタシまだ死にたくないんだけどぉ〜！？」
えぇ！？と、大きな声できららが叫ぶ。
何故かルチアーノは目を輝かやかせていたが……
「今の彼奴は不安定。あれほどの力を持ちながら暴走状態に入るなど、我らにはどうすることも出来ぬであろうよ」
そういう事だと、悪魔は挟んでくる。
「つまり、俺らにはどうしようもないってことかよ……」
アタリとサーティーンは同時にため息をついた。
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椿＠コンパス民(プロフ) - ありがとうございます！！見てくださって感想まで…本当にありがとうございます！！ (2020年4月19日 23時) (
レス) id: 36365ee645 (このIDを非表示/違反報告)
無花果(アル,スト,刀剣,第五,ヒプ好き,��)(プロフ) - 続編まで続いていらっしゃいましたので此方に書かせていただきます…どういう出会いがあったのか、どういう理由で人物が行動を起こしたのか等が本当に分かりやすくてとても好きです…!!更新頑張ってください、応援しています!!参加ありがとうございました!! (2020年4月18日 19時) (レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆しゃくしゃしゃん☆ | 作成日時：2020年4月15日 15時
