残念なガキ(終焉) ページ13
朝起きるとサーティーンが居ない。
何処を探しても居ないのだ。
部屋中探した。
でも居ない。
不安だ。
「voidoll……まさか」
私は、管理室に向かった。
案の定、彼は居た。
元の姿で……
「よォ、A」
涙が出た。
何故か分からない。
なんか落ち着いたんだ。
「さー、てぃ……ｯ」
涙が雨のように零れ落ちる。
サーティーンが私を抱き締めてくれた。
ゴメン、と謝ってきた。
「俺チャン、不安定だったんだ。そのせいで餓鬼に戻っちまった……迷惑かけたな、A」
私は、涙ながらにも必死に首を振る。
「私も、悪かった……色々と、気付いてやれなくて。ほんとにダメな師匠だな、私は」
その時、昨日とは違う感触が唇に触れた。
あぁ、サーティーンだ。
今の彼だ。
大好きな、愛している彼だ。
「カカッ……気付いたご褒美、だろォ？」
私は、きょとんとした。
まさか、まさかまさか……！？
「あの時、既に……？」
記憶が戻り始めてたのか……？
顔に熱が集まった。
恥ずかしい。とても恥ずかしい。
「……この、残念イケメンがぁあっ」
このあと、滅茶苦茶怒りましたとさ。
(俺も、スゲー恥ずかったんだよ、バカ師匠)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
椿＠コンパス民(プロフ) - ありがとうございます！！見てくださって感想まで…本当にありがとうございます！！ (2020年4月19日 23時) (
レス) id: 36365ee645 (このIDを非表示/違反報告)
無花果(アル,スト,刀剣,第五,ヒプ好き,��)(プロフ) - 続編まで続いていらっしゃいましたので此方に書かせていただきます…どういう出会いがあったのか、どういう理由で人物が行動を起こしたのか等が本当に分かりやすくてとても好きです…!!更新頑張ってください、応援しています!!参加ありがとうございました!! (2020年4月18日 19時) (レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：☆しゃくしゃしゃん☆ | 作成日時：2020年4月15日 15時
