残念なガキ(２) ページ11
サーティーンがバグで若返って２日目。
私は気付いたことがある。
彼は、私を好きだ。
そう。既に、この時から好きだったのだ。
照れる仕草も含め、分りやすいのだ。
なのに何故、私は気付かなかったのだろう。
少しだけ、謝りたくなった。
サーティーンが戻ったら謝ろう。
「師匠……？」
ご本人が顔を覗き込む。
心配してくれているらしい。
「ん……何でもない、少し考え事をな」
そう言って、彼の頭をポンと撫でた。
天使の特徴でもある白い髪。
さらさらだな、本当に綺麗だ。
「なぁ師匠。俺に隠してることないか？」
ギクリとした。が、顔には出さない。
けど、隠し事を疑う時点で察しているのか。
私が、いつもと違うことに。
「さて、どうだかなぁ」
私はテキトーに誤魔化した。
隠す必要はないが、何故か誤魔化した。
「なぁ、サーティーン」
私は落ち着いた声で聞いてみる。
「お前、本当に……」
聞き終わる手前で言うのをやめた。
何を言いたいのか忘れた。
そう。思ってくれても構わない。
「俺さ、なんか師匠と出逢えてよかった」
唐突な発言に耳を疑った。
けど……温かい。
とても、嬉しかった。
私もだよ、サーティーン。
「あぁ、私も。お前と出逢えて幸せだ」
そうやって二人で笑いあった。
その夜は、二人で仲良く寝た。
月が綺麗な夜だったのを覚えている。
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椿＠コンパス民(プロフ) - ありがとうございます！！見てくださって感想まで…本当にありがとうございます！！ (2020年4月19日 23時) (
レス) id: 36365ee645 (このIDを非表示/違反報告)
無花果(アル,スト,刀剣,第五,ヒプ好き,��)(プロフ) - 続編まで続いていらっしゃいましたので此方に書かせていただきます…どういう出会いがあったのか、どういう理由で人物が行動を起こしたのか等が本当に分かりやすくてとても好きです…!!更新頑張ってください、応援しています!!参加ありがとうございました!! (2020年4月18日 19時) (レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆しゃくしゃしゃん☆ | 作成日時：2020年4月15日 15時
