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《ar side》
伊野ちゃんちでは、
デリバリーを頼んで
しばらく飲んだり食べたりして
ゲームして
軽く談笑して
普通に楽しい時を過ごした。
良い感じに酔ってきた頃。
もうそろそろ、
キスの真相について
話を切り出そうかなって思ってた頃。
伊「大ちゃん、無理してない？」
なんて、
不意に言ってくる伊野ちゃん。
伊「あの時だけじゃないから。
これからも、いつでも
大ちゃんの話聞くからね。」
そんな、
こんな時に、
優しい言葉をかけられちゃうと
すごい胸にしみる。
あぁ、
伊野ちゃんに
お礼をいうための会だったのに。
また、伊野ちゃんに助けられてるよ。
「知念って、どんな気持ちなんだろ。」
伊野ちゃんの優しさに甘えて、
思わず本音がもれる。
「好きでもない人から、キスされて。
でも、拒まないって。
どんな気持ちなんだろ。」
伊野ちゃんは、
無言で俺を見つめる。
「あ、ごめん。変なこと言って！」
変な空気になっちゃったのを、
慌てて戻そうと明るく振る舞う。
なんとなく、
黙っていられなくて
空いているお皿やコップを片付けようと
席を立つと
伊野ちゃんに腕を掴まれる。
伊「じゃあ、試してみる？」
そう呟いたと思えば、
俺が返事をする間もなく
体を引き寄せられ
伊野ちゃんの唇が、俺のに触れた。
「っ！」
ほんとに、一瞬だった。
でも、これは
あのとき、
意識が朦朧としてる中で感じた感覚と
全く同じ。
伊野ちゃんの、柔らかい口付け。
恐る恐る、
伊野ちゃんを見上げると、
そこには切なそうな彼の姿。
伊「どう？
好きでもない人から、キスされるのって。」
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ことととね(プロフ) - しょぼんさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです。これからも、しょぼんさんの毎日の楽しみになれるよう、頑張ります♪ (2021年2月12日 22時) (
レス) id: fc1c7b58ef (このIDを非表示/違反報告)
しょぼん(プロフ) - この作品を含め、ことととねさんの作品の更新を毎日楽しみにしています！これからも頑張ってくださいね♪ (2021年2月11日 23時) (レス) id: 80f9088859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことととね | 作成日時：2021年1月29日 23時
