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《in side》
大ちゃんが、
俺の横を泣いて走り去っていった日から
なんだか、
心ここにあらず
って感じで
いつもの活気が無い大ちゃん。
「大ちゃーん。それ、食べないの？」
有「あ……伊野ちゃん
食べても良いよ。」
そう言って、
用意された弁当を
半分ほど残している君。
どうしちゃったの？
「えーじゃあ、
大ちゃん、あーんして。」
俺は
なるべく、いつもの調子で接してみる。
「仕方ないなぁ」って言いながら、
ちゃんと
あーんってスプーンを向けてくれる。
有「やっーぱり、あげねぇ！」
なんて、
少し意地悪そうな笑顔を見せながら
俺に差し出されていたスプーンを
ひょいっと持ってかれて
大ちゃんの口にすっぽり収まった。
大ちゃんからの
あーんを期待していたのに。
「えぇ〜いじわる。」
わざと、
大きなため息混じりで、
ふてくされてみる。
有「ほらよ、」
気がつけば、
大ちゃんが
握っていたスプーンは
俺の口に入っていた。
有「おいし？」
「おいひい。」
スプーンに飯、盛りすぎ(笑)
うまく、しゃべれねぇよ。
有「ん、良かった。」
なんて言って、
大ちゃんは
ニコニコって笑ってくれた。
君の笑顔を引き出せて良かった。
だって、
今日初めてだもんね？
笑ってくれたのは。
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ことととね(プロフ) - しょぼんさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです。これからも、しょぼんさんの毎日の楽しみになれるよう、頑張ります♪ (2021年2月12日 22時) (
レス) id: fc1c7b58ef (このIDを非表示/違反報告)
しょぼん(プロフ) - この作品を含め、ことととねさんの作品の更新を毎日楽しみにしています！これからも頑張ってくださいね♪ (2021年2月11日 23時) (レス) id: 80f9088859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことととね | 作成日時：2021年1月29日 23時
