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《cn side》
えっ？
この僕が、涼介を好きに？？
そんなこと、あるはずがない。
「好きに…なってないと思う。」
いつもの、
僕にしては弱気な答え方だった。
だって、
こんなの初めてだったから。
涼介から、
好意を寄せられてるのは充分知ってる。
その上で、
一緒に過ごしてても
別に
付き合いたいとか
愛してるとか
思ったことがなかった。
だけど…
いきなり、
キスしてくるなんてずるいよ…。
僕の、この混乱は
きっと、
大貴にも伝わっている。
不安そうに、
でも、
僕からは
目を離さないで
一切、怒ることもなく
ただ見守ってくれる大貴。
優しいね、
辛いのは大貴の方なのに。
こうやって、
不安になってる大貴に
僕は
いつも決まって言う文句がある。
「安心して。
いつも言ってるでしょ？」
「僕は、
誰のものにもならないって。」
そして
僕は大貴に抱きつくんだ。
そうすると
いつも、
強く抱きしめ返してくれる。
だけど、
心なしか今日は
密着度が弱く感じた。
すぐ、
大貴の腕から
するりと抜けられそうなくらい
ゆるゆる。
それは、
大貴の抱きしめ方が弱いせいなのか。
僕の抱きしめ方が弱いせいなのか。
正解は
きっと、両方とも。
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ことととね(プロフ) - しょぼんさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです。これからも、しょぼんさんの毎日の楽しみになれるよう、頑張ります♪ (2021年2月12日 22時) (
レス) id: fc1c7b58ef (このIDを非表示/違反報告)
しょぼん(プロフ) - この作品を含め、ことととねさんの作品の更新を毎日楽しみにしています！これからも頑張ってくださいね♪ (2021年2月11日 23時) (レス) id: 80f9088859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことととね | 作成日時：2021年1月29日 23時
