＊ ページ34
《in side》
山田を
じっと見つめて、静かに言う知念。
コイツも、
人間か魔法使いか、判断できる能力を
持ってるのか…！？
俺は、この力を
小さい頃から訓練してきて、
やっと身につけた。
そう簡単に、
手に入れられる能力ではない。
知「どうして、彼は魔法界にいるの。」
絶対、
聞いてくるだろうなって思った。
山田のことを、
よくわからない初対面の人に
本当のことを話しても良いのだろうか。
テキトーにごまかそうか。
そう思ってたのに…
八「俺のキャリーケースに、入ってたんです！」
知「えぇ！？」
なーんて、
ベラベラと俺らのことを話し出す光。
そーでした、
コイツは嘘つくことが大嫌いでした。
全てを話し終えたときには、
もう夕方になっており、
面会時間が終わる頃になっていた。
知「そっか、涼介の帰る手段を探してるんだ。」
八「そーそー！」
なんか、
めちゃくちゃ仲良くなってるし…！
「では、もうそろそろ帰らないと。
お大事にしてください。」
知「ありがとう。
でも
僕たち、同い年ってわかったんだから、
タメ語でいいじゃん。
伊野ちゃん、冷たいよ。」
少し距離のある言い方をした俺に、
ムッとほっぺを膨らませて、
可愛らしく怒る。
どんどん俺らの懐に入ってきて、
なんか怖い。
いや、普通にいい子なんだけど。
なぜか
人間を見分ける力を持っている。
不意に出る低い声とか。
でも、
１番気になっているのは
知念が手にしている本だった。
所々破れていたり、
折れていてボロボロ。
その上、付箋が貼ってあったりして
よく読みこんだ形跡があった。
ちらりと見えた、表紙の文字。
そんな本、どうして……！？
どうしても、ひっかかる。
俺の勘が、
言ってるんだ。
“ただ者ではない”って。
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ことととね(プロフ) - ぷく顔信者さん» お久しぶりです、、、だいぶ、お時間いただいていました！ゆっくり更新かもですが、これからも、読んでくださると嬉しいです！ (2021年11月4日 22時) (
レス) id: fc1c7b58ef (このIDを非表示/違反報告)
ことととね(プロフ) - りんごさん» コメントありがとです！まだまだ、序章ですが、面白いって言ってくださって幸せです！笑 これからも、ぜひ楽しんでいただけると嬉しいです (2021年11月4日 22時) (レス) id: fc1c7b58ef (このIDを非表示/違反報告)
ぷく顔信者(プロフ) - 久しぶりの更新とっても嬉しいです！！お話の続きも楽しみにしていますね(*´︶`*)❤︎ (2021年11月3日 19時) (レス) id: b84509f444 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - この作品とても面白いです！ (2021年11月1日 19時) (レス) @page44 id: e6c2942604 (このIDを非表示/違反報告)
ことととね(プロフ) - ぷく顔信者さん» いつも、コメントありがとうございます！うれしいお言葉です！ぜひ、待ってて欲しいです…(>_<)(>_<) (2021年3月7日 23時) (レス) id: fc1c7b58ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことととね | 作成日時：2020年12月5日 21時
