Orange Lily___ 3

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《yt side》

５限目の講義が終わって、

俺と圭人は
どこにも寄り道せずに

部室に向かう。



これが、日課。




　


いつもは、一番乗りなのに
今日はもうみんな揃っていた。



　
　




岡「みんな、早いね〜！」





　


薮「グループLINE見てなかった？」





　


「えっ！？」





　



今、スマホを開いて見てみると
俺らが講義を受けている間に、
チャットが動いていた。



高木から話があるから
放課後すぐ集まれ〜って

大ちゃんが
無駄に騒いでるトークだった(笑)





「っいや、俺ら授業中だったから！
スマホとか見ないから、ごめん。」





　


伊「よっ、真面目！」




　




なぜか、
いのちゃんがヒューヒューって茶化す。

当たり前でしょ、
授業中スマホ触らないの。(笑)








薮「じゃ、全員集まったし、始めるか。」



　

　



薮くんの一声で、
皆の視線が、高木くんに移る。



座ってる場所とか、
姿勢とかはバラバラなんだけど、

みんな、ちゃんと

高木くんのことを見てる。




　



痛々しい傷跡。

昨日、何があったのかな。



　





その他、

いつも何してるのかなとか
俺らといて楽しいのかなとか、

たくさん聞きたいことあるんだよ。



　



　





みんな、
高木くんのこと知りたいんだ。

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