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『………はい』


ふう、と一息つく。喉に流し込んだアップルティーが絶品である。


「相変わらずお美しい歌声ですね」


彼が嬉しそうに首を傾けて笑う。それにつられて、私の頬も緩んだ。


『ありがとう。わざわざリクエストまでして聴きたがるの、イソップくんぐらいだよ』

私は呑気な口調で告げたつもりだったが、ふと顔をあげると彼の不満そうな目がこちらを見ていた。


「複雑ですけど、Aさんの歌声が好きなのは僕だけじゃないですよ」


ほら、とどこかを指す彼の指先を目で辿っていく。


『あっ』


あれは……間違いない。イライくんのポッポちゃん!

その特殊な瞳と視線が重なった途端、彼女はバサバサとどこかへ飛んでいく。


「あの使い鳥、あなたが歌う時はいつもいます」

『知らなかった……』


先程の様子だと、確実に天眼越しに見られていたに違いない。


どうせなら直接来ればいいのに、なんて。


『ん?でもあれじゃ、歌は聴こえないよね……おかしいな』


視界しか捉えられないはずの天眼。歌が聴こえないのにどういうつもりなんだろう。


時折、彼の行動は不可解だなぁ。





「……Aさんは、本当に疎いですね」


ぽつりと呟いた納棺師の小さな声は、そよ風と小鳥のさえずりに掻き消された。


彼の嫉妬心混じりな眼差しに気づかない彼女は占い師を疑問に思いながら、呑気に首をかしげていた。







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白夜(プロフ) - ぽぴらさん» ありがとうございます!!フレ申させてもらいました!白夜@陰キャ推って名前のやつです!弱いですがよろしくお願いします! (2019年8月13日 2時) (レス) id: 6250b56f0b (このIDを非表示/違反報告)
ぽぴら(プロフ) - 白夜さん» 嬉しいご感想ありがとうございます!わあ、こんなやつでよけれぱぜひぜひ!笑 れあみぃでやっておりますので、検索してやってください〜 (2019年8月13日 0時) (レス) id: 3f5b5addce (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - コメント失礼します!楽しく読ませてもらっています、凄く面白いです!あの、もしよければなんですけど第五人格フレンドになりませんか? (2019年8月12日 22時) (レス) id: 6250b56f0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽぴら | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年6月28日 1時

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