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満足そうに私の唇を奪った占い師の彼は、またいつものように瞳を隠した。
「さ、遅くなる前にお昼にしないとな」
『うん。今日は私、クレープの気分かな』
「それ、おやつだろ」
クスリと笑う彼に、『確かにね』と笑い返す。
こういうのは、嫌じゃないと思う私がいるのも事実だ。
・
食堂へ足を運んでいると、見覚えのある美しい着物が視界に入った。
勢いよく床を蹴り、そちらをめがけて一直線に駆ける。
『美智子さん！』
「っと……A、遅かったなぁ」
勢いよく抱きつくと、慣れたように受け止める芸者の彼女。
美智子さんは包容力があって、いい匂いで、ゲームを除いては優しい声。
彼女を目にすると、ついつい甘えたくなってしまうのだ。
『イライくんがいじめるから遅れちゃった』
私がそう言うと、「またかいな…」と声を漏らす。まぁ、よくあることである。
「ところでA、それ平気で言うてるけど……そこ、ジョゼフおるで？」
…………。
え"。
「へぇ……占い師くん、“また”手を出したんだ。」
振り返ると、紅茶を片手に目の笑っていない写真家が座っていた。
しまった、美智子さんしか見ていなかった……！
『いっ、いやいや！ポ、ポッポちゃんと遊んでいたという意味でして！』
「噛みまくっているけど誤魔化しているつもりかい？」
「あーあ……これは油断してしもたなぁ」
嗚呼、次に写真家と当たったら確実に失血コースだ。
あからさまに項垂れていると、横からふんわりと甘い香りがした。
「こ、これあげます……元気出してください」
『え、クレープ…！？』
匂いのする方に視線をやると、私の今食べたいものナンバーワンを手にしたイソップくんが立っていた。
・
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白夜(プロフ) - ぽぴらさん» ありがとうございます！！フレ申させてもらいました！白夜@陰キャ推って名前のやつです！弱いですがよろしくお願いします！ (2019年8月13日 2時) (
レス) id: 6250b56f0b (このIDを非表示/違反報告)
ぽぴら(プロフ) - 白夜さん» 嬉しいご感想ありがとうございます！わあ、こんなやつでよけれぱぜひぜひ！笑 れあみぃでやっておりますので、検索してやってください〜 (2019年8月13日 0時) (レス) id: 3f5b5addce (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - コメント失礼します！楽しく読ませてもらっています、凄く面白いです！あの、もしよければなんですけど第五人格フレンドになりませんか？ (2019年8月12日 22時) (レス) id: 6250b56f0b (このIDを非表示/違反報告)
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