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「あ、イライ」


「やあ二人とも、さっきぶり。医師はマッチングルームに行ったよ」


イライくんが立つと同時に、椅子がキィ、と音をたてる。


『そうなの?なら別にいいか、大した怪我でもないし……』


私がそう言って踵を返そうとすると、「え」と不満そうに声を漏らすイライくん。


「何言っているんだ、さっき写真家の剣が腕を掠めていたじゃないか」


……いつの間に見てたんだろう


「Aのことなら何でもお見通しだよ」


『心の声読まないでくれる?』


さらりと言う占い師に、隣でニヤニヤと変な笑みを浮かべる機械技師。

どういう反応かな、それ。私は引いてる。





「これで大丈夫だね」


トレイシーちゃんにも治療はしておいた方がいいと促され、渋々イライくんに施しを受けた。

尚、彼女は人形の手入れがあると言って自室へ戻ってしまったので、今は望まぬ二人きりである。


『ありがとう……よかったらイライくんの治療もやろうか?』


流石にお礼の一つも無しに去るのは酷なので、一応声をかける。

「え、いいのかい?お願いしようかな」

スタッカートがついたようなトーンで、やや嬉々しい返事。

私はコクリと頷いて、救急箱に手をかけた。





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白夜(プロフ) - ぽぴらさん» ありがとうございます!!フレ申させてもらいました!白夜@陰キャ推って名前のやつです!弱いですがよろしくお願いします! (2019年8月13日 2時) (レス) id: 6250b56f0b (このIDを非表示/違反報告)
ぽぴら(プロフ) - 白夜さん» 嬉しいご感想ありがとうございます!わあ、こんなやつでよけれぱぜひぜひ!笑 れあみぃでやっておりますので、検索してやってください〜 (2019年8月13日 0時) (レス) id: 3f5b5addce (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - コメント失礼します!楽しく読ませてもらっています、凄く面白いです!あの、もしよければなんですけど第五人格フレンドになりませんか? (2019年8月12日 22時) (レス) id: 6250b56f0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽぴら | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年6月28日 1時

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