63話 ページ18
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シロ『A 会いたい 言ってた』
ミドリ『アクマ A つれてかれる』
エーミール「…Aさんに会いたいのは私も一緒ですよ。でも……ちょっとここでやる事があるのでやってからAさんに合流する事にします。」
湖を囲む木々。
湖の真ん中の真下には人がいた。
完全に眠りつき、目覚める事も出来ず、湖の底で時間が止まった彼。
最後の力を皆の為に振り絞って死に、
後継者によって時間を止められている。
身体が腐る事も枯れる事もない。
エーミール「あの…湖の精霊さん。」
精霊王の呼びかけに水の中にいた精霊達がぶわっとエーミールの目の前に集まってきた。
エーミール「湖の底に沈んでいるラッツォさんを運んできてもらえませんか？」
ミズ『ダメ』
アカ『ムリ』
ムラサキ『マホウツカイ イガイ ムリ』
エーミール「んー…どうしてもラッツォさんに魂戻ってきてもらわないといけないんですよね。Aさんをこれからずっと守れるように…。」
うーん、と考え込むエーミールの後ろ側から全身が凍りつくような気配に周りの精霊達が一気に消え去ってしまう。
エーミールにそっくりな見た目。
でも気配が全くの別物。
エーミール「わっ…びっくりしました。」
死界主「コレ、復活させたいの？」
湖の底に沈んだ眠ってるラッツォを指さした。
エーミール「私なりに考えてAさんを守る為にやってもらいたい事があって、ラッツォさん以外出来そうにないんです。だから精霊達に連れてきてもらおうかなって…。」
死界主「…」
怯えて木の影や海の底に隠れた精霊達をなだめつつ、
湖の底のラッツォを引っ張ろうと頑張る。
そんなエーミールの姿を横目にまたものすごい気配でエーミールがこっちを見てきた。
エーミール「…え」
外見は聖職者。
ふわふわしたクリーム色の髪に光のない紫色の目。
その姿に似合った身長と同じくらいの杖を右手に持ってエーミールの横に降り立った。
死界主「こんな感じ？」
エーミール「な、何してるんですか…？何でラッツォさんに？」
死界主「代わりにやってやろうかなって。だってその沈んでるやつ僕じゃ起こせないし。アレを起こせるのは神くらいじゃない？一種の呪いみたいなのがアレの周りに漂ってるから近づくのも無理だ。」
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すみれいん(プロフ) - このお話が好きで読み出すと止まりませんでした。何があったのか当時から読んでいない為分かりませんが、お話はもう更新する事はないとの事で悲しいですがここまで読めてよかったです！ (2023年3月18日 22時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
毎日発狂する戦狐 - 返信ありがとうございます!!正直返信はしてくださらないかなと思ってました。ゆっくりで大丈夫です！更新をしてくださると言ってくれただけで嬉しいです！読み返しに行くので一緒に読み返しましょう！！ (2021年4月12日 3時) (レス) id: 777ed8a292 (このIDを非表示/違反報告)
乾(プロフ) - 727nzn@NN同盟さん» コメント誠にありがとうございます。1年更新してないなんて思ってなくて衝撃過ぎたので良い機会だし更新しよ〜って思て書きました´`*見返し感謝感謝です〜…！ (2021年3月15日 23時) (レス) id: 1cb24a78b9 (このIDを非表示/違反報告)
727nzn@NN同盟(プロフ) - え...!?まさかの更新再開ですか..!?えめちゃくちゃ嬉しいです...！あとスター作者おめでとうございます...！最近忙しくて乾さんの作品見れてなかったのでまた見直してくる事にしますね...！無理の無い程度に頑張って下さい！更新楽しみにしてます！ (2021年3月15日 20時) (レス) id: fd9a3ec40e (このIDを非表示/違反報告)
乾(プロフ) - 毎日発狂する戦狐さん» コメント誠にありがとうございます。書くという意欲はあるので今月中には出ると思います。ただ、私自身が色つけの内容を覚えていないので時間はかかるかと思います…。少しずつになりますが更新していきますね。 (2021年3月14日 2時) (レス) id: 1cb24a78b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乾
| 作成日時：2020年1月19日 19時
