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卒業試合 ページ8

(全員)

卒業式のあと、友達と教室で過ごして、野球部員と一緒にグラウンドに向かう。


卒業試合という名の3年VS1、2年の試合をする。勿論監督が審判だ。


わたしも3年のベンチに座ってメガホンを持つ。


5回が終わり6-2でリードしている。ベンチの中の雰囲気もいい。

私が座る席の横に東と大輔。


「実はさマネしながら、ずっと私も男だったらなって思ってた」


東「なんでや?」


「みんなと一緒に野球できるじゃん?同じ野球部とはいえ、マネはマネでしょ?みんなのキツさとか喜びとか悔しさとか分かるようで、根本は分かり合えない。みんなと一緒に野球できたら、寮に住んでたら、楽しいんだろうなって、ずっと思ってた」


大輔「まぁ、その気持ちは分からんでもない。俺は、同級マネがAで良かったって思ってるし、Aの声かけにやるぞって思ってたし、仲良くなれて良かったし、思い出だって沢山ある」


喋る彼を見ると、前を向いていた顔がこちらを向く。


大輔「それでも、Aのその気持ちは変わらないでしょ?」


「そうだね」


大輔「言ってくれてありがとう。このまま何も知らずに卒業してたら、その気持ち抱えたままだったろ?」


私の頭をポンっとした後、反対側に座っている東の名前を呼ぶ。


東「わかっとる。よし、代打Aや!」


ヘルメットとバットを大輔から受け取る。


「え?!次のバッター大輔でしょ?そんなつもりで言ったわけじゃないけど」


大輔「いいんだよ。疲れたから変わって」


「ありがとう!よし、A行きます!」


ネクストバッターサークルで素振りを始める。大輔が足の出し方とバットの持つ所を簡単に教えてくれる。


向こうのベンチからざわつく声が聞こえる。


キャプテンが監督に代打を伝えてくれ、バッターボックスに礼をして立つ。


御「ご希望の球はありますか?」


「遅いストレートの一択で」


ピッチャーは丹波


伊「死球だけは、すんなよー!」


亮「振りじゃないからね!」


倉「ヒャハハ!球よく見てくださいよー!」

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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています! (4月13日 16時) (レス) id: e83d5f7d48 (このIDを非表示/違反報告)
にとりる(プロフ) - うたプリ大好きさん。ありがとうございます!私生活とネタの思いつき具合でペースが変わってしまいすみません🙇‍♀️期間が開くこともあると思いますが、ぼちぼち更新していきます💦 (4月13日 16時) (レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (4月1日 1時) (レス) @page36 id: e83d5f7d48 (このIDを非表示/違反報告)
にとりる(プロフ) - 。さん、今気づきました!嬉しいコメントありがとうございます🫶がんばります! (1月25日 10時) (レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とても好みの作品で読んでて面白かったです!更新頑張って下さい☺️ (12月17日 23時) (レス) @page23 id: 3bfa0dd272 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にとりる | 作成日時:2023年10月1日 21時

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