元青道野球部マネのバイト先は青心寮でした2

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御「今日、バイト終わり少し時間もらえませんか？」


2月の寒い中、洗い物をしていると御幸の声
顔をあげると、御幸と倉持が立っている


「いいけど、なんか怖いな」


倉「失礼な」


「自分の胸に手を当てて振り返ってみろ」


ヒャハハと笑いながら消えていった。この台がなければ手が出ている所だった。



「んで、どうしたの？」


バイト上がる時間になると、食堂に2人が入ってきた。着替えて、2人が座っている前に座る。今から面接でもされるのか？


御「もうすぐ、先輩たちが卒業なんですけど」


「もう、そんな時期だね」


御「卒業式の後、グラウンドに来てくれる予定なんですけど、プレゼント何にしようかと思って」


「なるほどねー。2人で考えてんの？」


御「隠し事できるタイプの人間なんて限られてるでしょ」


「まぁね、ゾノとかまず除外だよね」


倉「何かアイディアだけでももらえたらと、、」


「そうだねぇ。私らは集合写真と写真立てだったんだよねぇ。寄せ書きはスペース足りないし。名入れボールペンとか、名入れマグボトルとか。写真でも、もちろんいいと思うよ。わざわざ自分で印刷する人も少ないだろうし、写真立てとかマグカップに写真を印刷してもらうとか。あ、名入れタオルとかもいいかもね」


御「すげぇ、どんどん出てくる。俺らだけだとメッセージカードと写真立てくらいしか思い浮かばなくて」


「あとは、2人で考えるの？」


御「選択肢を減らして最終的には3年全体で決めようと思います」


「うん、それがいいね。にしても、2人でうんうん考えてたの？」


倉「まぁ、クラスも同じなんで」


想像すると可愛くてニヤニヤしてしまう。


1年の時から一軍で頑張ってきた2人だからこそ分かり合える空気感もあるんだろうなぁ。


「ほんと、倉持と御幸って仲良いよね」


「「別に普通です」」


シンクロした言葉にお互い表情が歪む


「照れるな照れるな」


「「べつに」」


げんなり顔の御幸と舌打ちする倉持。
思わず笑いがでたのは許してほしい。

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