元青道野球部マネのバイト先は青心寮でした2

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「パッ！？」


外に出て数歩すすむと地面に落ちている黒いソレ



「パンツだよねぇ」

　
浴室から寮の部屋への道でもないここに何故？


まぁ、そんな事はどうでもいい
これをどうするか


無視して、このままこのパンツが一晩ここで過ごすのも可哀想ではあるが、私が拾って持っていくのも気まずい


そもそもこのパンツは使用済みなのか、洗濯済みなのか


汚いとかそんな事は考えてない、誓って。



「Aさん？」


「うわっ！！！」


「！？びっくりしたー。なんなんですか」


「亮介か、ビビらせないでよ」


「そっちが勝手にビビったんでしょ」


「散々な言われよう」


「で、どうしたんですか？」


「いや、パ、パンツ落ちてて」


「パンツ？」


私が指差す方を見る亮介


「あ、本当ですね。誰のだろう」


亮介は躊躇いもなく、スッとパンツを拾うと、中のタグを見る


「言わなくていいからね」


「え？」


「誰のかは言わなくていい」


「想像しちゃうからですか？」


「っそ！っぅぞ、、」


「意外と可愛い反応するんてすね。上裸とか散々見てるでしょ」


「いや、まぁ上裸は大丈夫だけど、下はほら見慣れてないき」


「ふーん」


「馬鹿にしてるよね、、？」


「いえ、可愛くて虐めたくなります」


「ドS」


私の言葉に、亮介はニコッと笑う
それが逆に怖い


「じゃあこれ、沢村に返しときます


「！誰のか言わないでって言った！」



歩き出す亮介の背中にそういうと、亮介は心底楽しそうに帰っていった

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