日常 ページ15
(成宮)
秋大 第二回戦 対鵜久森戦
稲実応援側に座り試合を観戦する
今日の鳴はレフトを守っている
1-0でリードしてはいるが、なかなか追加点も入らず、なんとなく雰囲気も悪い
どの学校も、どの年代もそう。3年の先輩の抜けにより何かが変わる。稲実は原田くんの抜けが大きいんだろう。攻守もそうだが、絶対的なチームリーダーの不在。いくら個の能力が高くとも、野球はチームだ
そして、おそらくそのチームの牽引すべきは鳴であり、その背中でチームを引っ張る事になるのだろう。王者稲実という看板を背負いながら戦うその重みは計り知れないけれど
7回裏、選手交代の放送が流れ、鳴がマウンドに上がる
その放送で同級生であろう子達がキャッキャしているのを横目にため息をつく。
原「ため息なんかついてどうしたんですか？」
「あ、原田くん。久しぶりだね」
原田くんが私の横に座る
「いや、ほらあの子達可愛いなって。やっぱ付き合ってるとは言え、学校も違うし、学年も違うし、鳴の学校生活見れないし。なんていうか、少し羨ましいなーなんて」
原「それ、鳴と同じ事言ってますよ」
「えっ」
原「同じ学校がいいって耳タコが出来そうな程。鳴から出てくる話は、野球かAさんですよ。Aさんなんて呼んでみたら、誰の許可を得て名前で呼んでるんだぁ！って」
「ごめん、ちょっと恥ずかしいから、辞めて」
顔を手で覆って原田くんの話を止めさせると、はははと笑われる
登板初っ端、三振
「キレッキレだねぇ」
次の鵜久森の打席は4番
2球目に2塁ランナーが盗塁し３塁へ
そこでタイムで伝令がはいる
鳴はこなくていいよ！と叫んでいるが、、キャプテンってつくづく大変だなと思う
2ストライク1ボール
最後は何できめるのだろうか
樹くんのサインに頷かない
サインがなかなか決まらない
「鳴、、、大丈夫かな」
鳴が投げ、快音が響き渡る
右中間に真っ二つ
三塁ランナーがホームに帰る
一塁ランナーもホームへ
クロスプレーでセーフになる
鵜久森が逆転した
しかもエースのバットで
撃たれたのは稲実のエース
勢いに乗らないはずがない
9回表ツーアウトランナー二塁
バッターは山岡くん
打ち上げてスリーアウト
稲実が負けた
「原田くん、帰るね」
原「鳴には？」
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています！ (4月13日 16時) (
レス) id: e83d5f7d48 (このIDを非表示/違反報告)
にとりる(プロフ) - うたプリ大好きさん。ありがとうございます！私生活とネタの思いつき具合でペースが変わってしまいすみません🙇♀️期間が開くこともあると思いますが、ぼちぼち更新していきます💦 (4月13日 16時) (レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (4月1日 1時) (レス) @page36 id: e83d5f7d48 (このIDを非表示/違反報告)
にとりる(プロフ) - 。さん、今気づきました！嬉しいコメントありがとうございます🫶がんばります！ (1月25日 10時) (レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - とても好みの作品で読んでて面白かったです！更新頑張って下さい☺️ (12月17日 23時) (レス) @page23 id: 3bfa0dd272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にとりる | 作成日時：2023年10月1日 21時
