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(御幸)
バイトをあがる時間のため、エプロンを脱いで髪をほどいて、外に出て、自転車へと向かう。
「Aさん。お疲れ様です」
『お、御幸。お疲れ』
自販機の横のベンチに1人座ってる御幸に話しかけられる。
「いまから上がりですか？」
『そうだよ』
「みんなに話しかけられて人気者ですね」
『そうね、人気すぎて困るわ』
「はっはっはっ」
『否定も肯定もしないのが腹立つ。なに、休憩中？』
「Aさんと話す為に上がる時間に合わせて待ってました」
『うわ、相変わらずの人たらし』
「ひでぇ、本心ですよ」
『どーだかね。隣いい？なんか飲む？先輩がおごってあげる』
「この後自主練続けるんで、アクエリで」
ガコンと音がして出てきたペットボトルを御幸に渡す。
『どう？丹波とは』
「まぁ、あんま好かれてはないっすね」
『でも、マウンドでピッチャーを輝かせる為なら、御幸はなんだってするし、嫌われるような事も言うんでしょ？』
「ですね」
『うんうん。そのひねくれた不器用具合が御幸だよ』
「それ、貶してます？」
『貶してはないけど』
「けど？」
『ううん、なんもない。私はもう卒業したし、選手同士にしか分からない事は沢山あるからね。あーまたグラウンドに行きたくなってきた』
「大学でマネしないんですか？」
『うーん。私ここの野球部に、すっごい未練タラタラみたい』
「元カノみたいなことを」
『重たいでしょ？』
「激重ですよ」
『やかましいな』
「でも、時々先輩が恋しくなります」
『なっ』
「からかえるマネが居ないのはつまんないんで」
『おい、私先輩。しかも、あなたは私の2個下よ』
「恋愛に年は関係ないですよ」
『ごめん、なんの話してんの？』
沢「あ、いた！みゆきかずやー！こんな所で油うってないで、ボール受けてください！」
『え、やば』
「やばいっしょ」
『すごい猫目になってるよ』
沢「はっ！あなた様はどちら様ですか！やはり幽霊ではなかった！はっ！こんな人気のない所で2人きり、もしかして御幸一也の彼女！おい、御幸！寮に女の人を連れ込むなんぞなんて奴だ」
『ねぇ、御幸』
「はい』
『この子、ちょっとアレでしょ』
「かなりっすね」
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にとりる(プロフ) - もっちー様 苗字の件ありがとうございます！調整させていただきました💡とても嬉しいお言葉ありがとうございます！！励みになります🙌 (9月19日 7時) (
レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
もっちー(プロフ) - 初めまして！ダイヤのAのお話が全然ないのでにとりる様の作品を読んでて嬉しい気持ちで溢れましたありがとうございます！あと氏名が出る所で名前で出ているのでもしかしたら苗字？の設定が上手くいってないかも知れないです。更新待ってます！好きです！！ (9月19日 0時) (レス) @page38 id: 28f73aa9c2 (このIDを非表示/違反報告)
にとりる(プロフ) - 跡部王国の住民さま。ありがとうございます！とっても励みになります💡 (9月17日 8時) (レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
にとりる(プロフ) - 絵猫蒼さま。本当ですね！すみません、いつの間に、、教えていただきありがとうございました💦 (9月17日 8時) (レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
絵猫蒼(プロフ) - 失礼します、オ.リジナルフラグ立ってしまってますよ〜っ💦 (9月17日 8時) (レス) id: 546b1f5c91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にとりる | 作成日時：2023年8月17日 21時
