元青道野球部マネのバイト先は青心寮でした

部員と挨拶 ページ6

(伊佐敷、亮介)

講義が終わり友達と別れて、マイアシスト自転車に乗り寮へ向かう

自転車置き場に停めて調理室の更衣室へ


生徒達は授業の後、そのまま部室で着替え部活のためここで会うことはない。いつ会えるかななんてニヤニヤしながら着替えて調理室へ。


今日も大量の野菜やお肉を下ごしらえから始まる。お米も大量に洗い業務用の炊飯器に投入。



ある程度出来上がった所で学生達のガヤガヤ声が聞こえ始める。まさに、時間との勝負でどれだけ栄養のある物を出来立てに近い状態で渡せるか。


自分たちが部活してる間に、毎日こんな大変な思いをしながら料理してくれていたのかと思うと頭があがらない。



伊「あー、腹減った」

亮「そうだね」


懐かしい声が聞こえ、顔をあげるが、こちとらバイト中である事を思い出し、そのまま作業を進める


食事をついでいくおばちゃん達の所にお皿を次々準備していく。


亮「Aさん？」

伊「はぁ？そんな訳、、ってえぇ！！」

亮「純、うるさい」

『見つかっちゃった』

亮「何してんの？」

『ねぇ、私先輩。ほら、後ろ詰まるから進んで進んで』

不服そうな顔で2人は進んでいく


卒業して、髪も染めたし、化粧も軽くだけどしてるのにバレるなんて。こんなに早く気づかれるとは思わなかった。やっぱり、亮介はよく見てるんだろうなぁ。


その後は、誰にも気づかれる事なく食事の時間が終わる。食後は下膳されたお皿の予洗いをして、業務用の食洗機に入れて行く。


全ての片付けが終わり21時にあがる。


外にでると2人が立っていた

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