告白 ページ45
(御幸)
試合に負けた翌日。片付けや、救急箱の最後のチェックを部室でしていると、カタンと音がして振り返る。
「今日の夕方、少し話せますか？」
真面目な顔をした御幸が立っている。
『ん？うん、大丈夫だよ』
「じゃあ、また連絡します」
『了解しました』
なんだかんだ片付けも夕方近くまでかかり、少し時間が余ったため、離れたところからグラウンドをみる。
あんなにアタフタしていた後輩達が、いまや頼もしいくらいで、少し泣きそうになる。監督のノックでキャッチャーの御幸が取り部活が終わる。
あぁ、やっぱりかっこいい。年下のくせに。生意気だ。
校門近くの石垣に座っていると、メールが届く。居場所を返信すると、ジャージに着替えた御幸が現れた。
ちょっと、ここじゃアレなんで、、、と学校を出て、近くのひとけのない公園に着く。
『どしたの？なんかあった？』
「好きです、Aさんが」
『へ？』
「入部してまだ４ヶ月くらいしか経ってないですけど、好きなんです」
御幸はそう伝えてくれた後、口を開けたら閉じたりする。きっと、言葉を考えている。それがわかるから、黙って待つ。
でも、まさか御幸が私に好意を持ってるのは気づかなかった。心臓がバクバクしてくる。
『、、、、』
「Aさんは、これから受験勉強で大変になるし、俺は今まで以上にきっと野球に没頭する日が続くと思います」
『そうだね』
「だから、言う気なかったんですけど」
『うん』
「昨日、あぁもう部活で会えなくなるんだと思うと、モヤモヤして。だから伝えたかったんです。でも、負担になりたくないから、俺の気持ち伝えるだけでいいんです。すみません、自分勝手で」
『そういうところは、気使うんだ』
「え？」
『付き合いたいって思ったらダメなの？』
「え？」
目を丸くして私を見る御幸に笑いそうになる
『私も好きなんだよ御幸の事。付き合ってくれないの？』
御幸は一旦目を伏せると、深呼吸をして私をみつめる。そんな綺麗な顔で見られてると照れてしまうんだけど、、
「、、、、好きです。俺と付き合ってください」
『よろしくお願いします。大丈夫だよ、私と野球どっちが大事なの？なんて言わないから』
そう笑っていう私の腕を掴んで、御幸の方に抱き寄せられる。
「それでも俺は会いたいので、勉強合間に会える時は連絡ください」
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にとりる(プロフ) - もっちー様 苗字の件ありがとうございます！調整させていただきました💡とても嬉しいお言葉ありがとうございます！！励みになります🙌 (9月19日 7時) (
レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
もっちー(プロフ) - 初めまして！ダイヤのAのお話が全然ないのでにとりる様の作品を読んでて嬉しい気持ちで溢れましたありがとうございます！あと氏名が出る所で名前で出ているのでもしかしたら苗字？の設定が上手くいってないかも知れないです。更新待ってます！好きです！！ (9月19日 0時) (レス) @page38 id: 28f73aa9c2 (このIDを非表示/違反報告)
にとりる(プロフ) - 跡部王国の住民さま。ありがとうございます！とっても励みになります💡 (9月17日 8時) (レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
にとりる(プロフ) - 絵猫蒼さま。本当ですね！すみません、いつの間に、、教えていただきありがとうございました💦 (9月17日 8時) (レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
絵猫蒼(プロフ) - 失礼します、オ.リジナルフラグ立ってしまってますよ〜っ💦 (9月17日 8時) (レス) id: 546b1f5c91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にとりる | 作成日時：2023年8月17日 21時
