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「Aさん!」
『あ、貴ちゃん』
土曜のバイト終わりに声をかけられる
「今日、少し時間ありますか?」
『どうしたの?』
「実は、スコアの書き方を新しい1年の子に教えたいんですけど、私の説明が足りないみたいで、なかなか、、」
『え?私でいいの?』
「はい!Aさんのスコアブックはダントツに見やすいと部員、特に御幸のお墨付きなので。本来は、私たちだけでしないといけないのは分かってるんですけど、やる事も多くてなかなか時間がとれなくて」
『それは、全然大丈夫だよ。部活は?』
「監督の事情で今日はもう終わりで、あとは自主練って形になりました」
『そうなんだ、なら食堂でいいのかな?』
「はい!私、声かけてきます」
『はーい』
そのまま食堂へ回って中へ入る。
そこでは、御幸が試合のビデオを見返していた。
御「あれ、Aさん。どうしたんですか?」
『スコアブックの書き方を一年生の子に教えて欲しいって』
御「あー、確かに。Aさんの見やすいし」
テキトーに席に座って貴ちゃんが来るのを待つ
貴「すみません!お待たせしました。この子です」
春「1年の吉川春乃です。よろしくお願いします」
『こちらこそ、じゃあやろっか』
ある程度スコアブックのやり方を教える。あ、丁度ビデオも流れてるし、使えるかも。
『じゃあ春乃ちゃん。あのビデオ見て?いまから起こるプレーをスコアブックに書いてみて』
そういう練習をしながら、徐々にスムーズに書けるようになってきた所で休憩をする。
『可愛いねぇ、春乃ちゃん。ツヤツヤしてて』
御「いや、言い方おっさん」
『えー?だって、本当だもん』
貴「Aさんも、可愛いですよ」
『やだー、いま何も持ってないんだよね』
貴「ね、御幸?」
御「どうですかね」
『おい!そこは、嘘でもはいだろ!』
御「俺、嘘つけないんですよね」
『けっ』
沢「俺は、Aさん綺麗だと思います!」
『坊や、良くできた子だねぇ。東に啖呵きってたのが懐かしいよ』
御「Aさんも、散々煽ってましたけどね」
『まぁね。さージュース買いに行こ。沢村くん、春乃ちゃん一緒に行こっか』
春「はい!」
沢「おごりですか!」
途中の春乃ちゃんのおっちょこちょいには、笑わされた。
貴「Aさんが、自分の事には鈍感で良かったね。御幸」
御「、、、何のことですか?」
貴「ライバル多いから大変だねぇ」
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にとりる(プロフ) - もっちー様 苗字の件ありがとうございます!調整させていただきました💡とても嬉しいお言葉ありがとうございます!!励みになります🙌 (9月19日 7時) (レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
もっちー(プロフ) - 初めまして!ダイヤのAのお話が全然ないのでにとりる様の作品を読んでて嬉しい気持ちで溢れましたありがとうございます!あと氏名が出る所で名前で出ているのでもしかしたら苗字?の設定が上手くいってないかも知れないです。更新待ってます!好きです!! (9月19日 0時) (レス) @page38 id: 28f73aa9c2 (このIDを非表示/違反報告)
にとりる(プロフ) - 跡部王国の住民さま。ありがとうございます!とっても励みになります💡 (9月17日 8時) (レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
にとりる(プロフ) - 絵猫蒼さま。本当ですね!すみません、いつの間に、、教えていただきありがとうございました💦 (9月17日 8時) (レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
絵猫蒼(プロフ) - 失礼します、オ.リジナルフラグ立ってしまってますよ〜っ💦 (9月17日 8時) (レス) id: 546b1f5c91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にとりる | 作成日時:2023年8月17日 21時