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食堂で1人待っていたら純と亮介が入ってきた。
亮「Aさん、これ」
亮介から、ジュースを受け取る
『別にいいのに、ありがとう。で、教科は?』
伊「数学と古文で」
『オッケー。どっちからいく?』
伊「数学からお願いします」
テスト範囲を確認して、先生がテストに出すよと言った部分の数字が変わっても解ける様にする。また、範囲の公式を使ってとにかく演習問題をさせる。
『そもそも、私の中で数学は一度理解できたら、あとはひたすら問題を解くっていう考えなの。3年の数学って、まず1、2年で習った数学がベースになって更に難しくなってることが多いから、その躓きを解消させてあげることが大事。遠回りしているようで、1番の近道だと思う。テスト期間まで時間がなければ、そんな事してる時間ないから一夜漬けになるけど、まだ時間はあるからね。それに、まぁ
受験生だから内申点も考えないとね』
私の正面に座る2人の授業のノートと教科書をみて、ひとつひとつ説明していき、理解できたであろう所で問題を解いてもらう。
『純、ここ違う。ここから持ってきて、そうそれでってなんでやねん。こっちからだよ、ノート見てみて。亮介はここの公式が間違ってるよ、見比べてみて』
目の前の2人が、せっせと問題を解いている間に教科書を見ながら、数字を入れ替えて問題を作る。
『亮介できた?じゃあ、これ解いて。解き方は同じだから。これ、純もね』
30分数学したら、次は古文。
『古文はもう外国語だよ、そして暗記ものだからね。とりあえず古文と現代語訳を暗記すればテストはどうにかなるからひたすら読む。あとは助動詞を覚えるしかないね。テスト範囲の助動詞を赤シートで消えるように赤ペンで書いたらいいかもね』
私の言葉に頷きながら教科書と現代語訳したノートを開きブツブツ言い始める。
『てかさ、純と亮介以外来ないの?』
亮「来て欲しいんですか?」
『そういうわけじゃないけど』
亮「俺たちが頼んだのに、初日から呼んだりしませんよ。まずは、頼んだ俺たち優先でしょ」
『はー、ピリピリしてんね。ピリ介だね』
亮「は?」
『すみません』
亮「実際、多くなってもAさん大変でしょ」
『これだから、亮介は可愛い』
純「亮介の事可愛いとかいうのAさんくらいですよ」
『へぇ、みんな亮介の魅力分かってないんだ、もったいないね』
亮「はやく解いた問題みろよ」
『次はおこ介、、、そんな顔しないで』
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にとりる(プロフ) - もっちー様 苗字の件ありがとうございます!調整させていただきました💡とても嬉しいお言葉ありがとうございます!!励みになります🙌 (9月19日 7時) (レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
もっちー(プロフ) - 初めまして!ダイヤのAのお話が全然ないのでにとりる様の作品を読んでて嬉しい気持ちで溢れましたありがとうございます!あと氏名が出る所で名前で出ているのでもしかしたら苗字?の設定が上手くいってないかも知れないです。更新待ってます!好きです!! (9月19日 0時) (レス) @page38 id: 28f73aa9c2 (このIDを非表示/違反報告)
にとりる(プロフ) - 跡部王国の住民さま。ありがとうございます!とっても励みになります💡 (9月17日 8時) (レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
にとりる(プロフ) - 絵猫蒼さま。本当ですね!すみません、いつの間に、、教えていただきありがとうございました💦 (9月17日 8時) (レス) id: 3537585e1a (このIDを非表示/違反報告)
絵猫蒼(プロフ) - 失礼します、オ.リジナルフラグ立ってしまってますよ〜っ💦 (9月17日 8時) (レス) id: 546b1f5c91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にとりる | 作成日時:2023年8月17日 21時