元青道野球部マネのバイト先は青心寮でした

テスト勉強 ページ12

『お疲れ様でしたー』


おばちゃん達に挨拶をして外に出る


『あー、疲れ、、また出待ち？』


目の前にはいつかのデジャブの様に亮介と伊佐敷が立っていた。


亮「今回は出待ち」


『え、何事。どしたの？』


伊「もう少しでテスト期間でして、、」


『あぁ、そんな時期だね』


伊「お疲れな上にお忙しいのも重々承知なのですが」


『え！純そんな言葉使えるの？』


伊「、、、30分でいいので勉強を教えていただきたいと思いまして、お待ちしておりました」


『あぁ、なんだそんな事。全然いいよ。22時までの1時間でいい？』


亮「遅くなるけど大丈夫なんですか？」


『大丈夫だよ。とってる講義も大体9時台からだから、そこの心配はいらないよ』


亮「そうじゃなくて、帰りの話です」


『割と近いから全然大丈夫』


伊「すみません」


『全然！あ、でも私ってもう部外者じゃない？食堂に居て大丈夫なのかな？監督に言っとく？』


伊「そうっすね」


『私が言うから、後ろに着いてきて。多分一緒に居た方がいいと思うから』


伊「はい」


『監督室電気付いてるかな？今日からする？』


亮「可能であれば」


『はいはーい。じゃあ行こっか』



階段をあがり監督室へ向かう


『失礼します、監督夜分遅くにすみません』

監「どうした？」


『もうすぐテスト期間とお伺いしました。例年の如くの成績であれば点数に不安がある部員が多々居るのではないかと思いまして、バイトの後の1時間勉強タイム作ってもよろしいでしょうか？』


監「Aは大丈夫なのか？そんな遅くまで、帰りも何かあれば不安だが」


『アパートも自転車で近いですし、大学の方も影響はないので大丈夫です』


監「そうか、無理するなよ。食堂に居る件は構わない」


『ありがとうございます。では、失礼します』



『じゃあ、勉強道具持って集合ね』


亮、伊「あざす」

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