元青道野球部マネのバイト先は青心寮でした

•••• ページ11

(クリス、丹波)

丹「あ、Aさん」


後ろから声をかけられ振り返る。


『丹波にクリス。相変わらず仲良いねぇ』


ク「何言ってるんですか」


『え、仲良いっしょ。あんまり否定すると丹波が泣いちゃうよ』


丹「泣きませんって」


『えー？前はシクシク泣いて「嘘つかないでください」


『ごめんごめん』


ク「相変わらずですね」


『ねぇ、みんなそう言うんだけどさ、私ってそんな調子乗ってた？それなりにちゃんとしてたつもりだけど』


丹「部活中と日常生活のギャップは半端なかったですね」


『、、、それは、いい意味でギャップがあったと？』


ク「、、、そうですね」


『不必要だよ、今の間は』


ク「元気そうですよかったです」


『あ、話晒した！』


丹「気をつけて帰ってくださいね」


『なに、もう帰れと？』


丹「っ！ちがっ！」


『ふふふウソウソ。ありがとね』


バイバーイと手を振り歩き出そうとしたが、ひとつ伝え忘れた。


『ねぇクリス、いい顔するようになったね。お姉さん嬉しい』



私の言葉にクリスはハッとした顔で、丹波は優しく笑う。そんな2人をみると私も自然と笑顔になる。



こんな見た目の2人だけど、根は凄く優しくて努力家で可愛い後輩だ。


『じゃあ、おやすみ！いい夢見るんだよ〜』

テスト勉強→←••••

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す