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「…まって、僕！僕は反対！モアイに嘘でも本当でもAと付き合うのは、反対！」
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「ちょっと黙っとれ！」
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「2人ともこんなところで喧嘩しないでよ…。私まだするとは言ってないよ？いい考えだねとは言ったけど…。亮くん、もう少し待ってくれない？」
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「…おん、分かった。ええ返事が来ることを期待しとるな。」
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亮くんは、その後すぐにあかん、バイトの時間やと言って帰っていった。章ちゃんはこっちを見て何か言いたそうだったが、何も言わずに無言の時間が流れた。
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「…章ちゃん…今度、私のお家おいでよ。今ねさっき話した信ちゃんって八重歯の同居人と猫みたいな居候がいるよ。鍋でもみんなで突いてさ、そうだ！丸も連れて来てよ！きっとさ多分丸さ、猫みたいな居候に案外好かれたりするかもよ…そしたらさ、「A！A！落ち着いて。」
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「A、僕辛くないで？Aの事やから、僕の方が辛い思いしてたのに、僕はその話したのにAは、この話今までせえへんかった事に悪いと思ってるんやろ？僕、僕自身がそこまで辛い思いしたとは思ってへんし、それにこの事についてはどっちが辛いとかないと思うねん。」
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「やから、泣かんでや。一人で苦しまんでや。Aと僕は友達やろ？親友やろ？」
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やめてほしい、本当に。泣かせないでほしい。…こんな友達いた事ないから、こんな時どうしたらいいのかわからない。昨日みたいに、国歌歌ったら章ちゃん笑ってくれるかな？とか考えてしまう。あーもう、どうしたらいいのか分からない。
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「…章ちゃん、もう…バカ、大好き。」
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でも、ただ一つ、分かった事がある。カフェで二人して声を上げ泣くのは迷惑だって事。お金は亮くんが全部払っててくれたのか、カフェの店員から追い出されるように外に出た。いや、正確には追い出された(笑)
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作者名：みーとぼーる | 作成日時：2016年10月13日 3時
