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さとレミ ページ44

「さとり、さとり」

震える唇で名前を呼んで、悪夢に魘されるように怖いと呟いた。
否、彼女は魘されているのだ。紅魔館の連中への不信感を植え付けられた彼女からするとこの世界全てが悪夢に見えることだろう。
救いを求める信者のように、或いは熱に浮かされる病人のように背中に縋り付く両手をそっと外す。

「や、だやだ、さとり」

「大丈夫ですよレミリア」

頰に軽いキスを落として手を握ると、体の筋肉が弛緩したのがわかった。

「私がいます。ずうっと隣にいますから」

呪詛のように、睦言のように囁いて背中を優しく撫でる。
彼女はもう私抜きでは生きていけなくなってしまった。大理石のような手指が弱々しく縋り付くのを見てそう確信する。

ストロンチウムの炎色反応のように鮮やかだった瞳は見る影もなく憔悴しきっていて私だけを映す。
以前のレミリアの瞳も大層美しかったが、今の瞳はより愛おしく思う。恐怖に濁った瞳は私がレミリアを変えた証だ。

「ねえ、レミリア。大好きですよ、骨の髄まで深層心理もぜんぶ愛しています」

『私も』
「ーー私も好きよ、さとり」

心の底から偽りのない言葉に破顔する。
ほんとうに大好きですよ、レミリア!



やっと捕まえた。

終わり←霊レミ


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かんな(プロフ) - リクエストて受け付けてますか?もし、受け付けているのならパチュレミをもっと書いて欲しいです(小声)出来ればでいいので…… (2019年6月1日 21時) (レス) id: d024afc4b4 (このIDを非表示/違反報告)
なめこの味噌汁 - うれしいいい うー☆ (2018年5月24日 19時) (レス) id: 7d1f6fc3cc (このIDを非表示/違反報告)
れみぃ(プロフ) - レミリア受け本当美味しい。紫レミお願いします! (2017年12月25日 11時) (レス) id: 2a70230ab5 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ - さとレミをください(;ω;`*) (2017年10月7日 16時) (レス) id: e9911c7eb2 (このIDを非表示/違反報告)
レミィぬこぬこ - レミリア総受けお願いします! 頑張って下さい!(`・ω・´ ) (2017年2月2日 9時) (レス) id: a46d8eda0b (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2016年2月21日 8時

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