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フラレミ ページ38

フランドールは、困惑していた。
彼女の495年の歴史の中で一番といっても過言ではないほど困惑していた。

まず、第一にフランドールは実の姉であるレミリアのことが好きではなかった。はっきり言うと嫌いであった。
それは、隠すことなくレミリアに伝えたから、フランドールがレミリアのことを嫌いというのは知っている筈だった。
ところで、フランドールの部屋は地下深くに位置する。それは、部屋から出るようになっても変わっていない。対して姉のレミリアの自室は紅魔館の最上階だ。一番上と一番下。子供でも間違える筈がない。・・・のに。

「・・・何でお姉さまが居るのよ」

フランドールの部屋にはレミリアがいた。詳しく言うとフランドールのベッドで健やかに寝息を立てていた。天使のような寝顔だ。
なんとなく、起こすのも憚れて足音を立てずに近寄る。

「起きてよ」

相手を起こす為にいう言葉だ。怒鳴るように言っても構わないのに、フランドールは小声で囁くように言っただけだ。
だが、それでもレミリアの耳に入ったのだろう。僅かに身じろいで眠気眼を開ける。

「ん・・・・・・おはようフラン」

吐息めいた囁きが空気を揺らす度フランドールはドギマギして明後日の方向を見つめた。

「まだ、おはようなんて時間じゃないけどね。お姉さま、私のベッドを占領しないでもらえるかな。」

「ん」

不満そうなフランドールにレミリアはただ腕を広げた。

「なに」

「おいでフランドール」

誰が行くか私はお前のことが大嫌いなんだ。ふざけるのも大概にしろ。と思いながら、フランドールはレミリアの腕の中に収まった。とても幸せそうな顔である。誰がとは言わないが。

当主であるお姉さまに逆らったら面倒だから。本当に、それだけだ。そう、他意などない。勘違いしたら殺すぞ。

そう考えながら、フランドールはレミリアの背に手を回した。
これは、あれだ。離れたら困るからで。変な感情とか抱いていない。そう、寝るときに抱きつかないと死ぬ病なんだ。しょうがない、大嫌いだが贅沢言ってもね?その、アレじゃん?

一瞬迷いつつも頬におやすみのキスを落とす。レミリアはただそれを受け止めた。
大丈夫、お姉さまも気づいてない。ちゃんと姉妹できてる。ばれてない。私の邪な思いh・・・・嫌悪の感情は。

ここまでくればお分かりだと思うが、スカーレット姉妹の沽券に関わるので明言は控える。
ただ一つ言えることはフランドールは素直ではないということだろう。




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かんな(プロフ) - リクエストて受け付けてますか?もし、受け付けているのならパチュレミをもっと書いて欲しいです(小声)出来ればでいいので…… (2019年6月1日 21時) (レス) id: d024afc4b4 (このIDを非表示/違反報告)
なめこの味噌汁 - うれしいいい うー☆ (2018年5月24日 19時) (レス) id: 7d1f6fc3cc (このIDを非表示/違反報告)
れみぃ(プロフ) - レミリア受け本当美味しい。紫レミお願いします! (2017年12月25日 11時) (レス) id: 2a70230ab5 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ - さとレミをください(;ω;`*) (2017年10月7日 16時) (レス) id: e9911c7eb2 (このIDを非表示/違反報告)
レミィぬこぬこ - レミリア総受けお願いします! 頑張って下さい!(`・ω・´ ) (2017年2月2日 9時) (レス) id: a46d8eda0b (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2016年2月21日 8時

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