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めーレミ ページ26

いつのまにか、お嬢様の隣には咲夜さんがいて、月の光に照らされた二人を見送るのにはもう慣れてしまった。








「……で?」

不機嫌なパチュリー様の声がよく響く大図書館で只今キノコの大量発生に挑戦しております。
嘘です。

「貴方はただうじうじするためだけに門番の仕事をサボってここに来たのかしら」

言葉の端々にトゲがあるのは煮えきらない私の態度のせいでしょう。

「髪染めた方がいいと思います?」

急に突飛なことを言い出してもパチュリー様はさして驚くこともなく、返事を返してくれました。

「……理由を聞いてほしいのでしょう?」

人の心象を察することが出来るのに、何故引きこもりをしているかが気になる……いや、どうでもいいですね。

「あのですね、
淡い青の髪のお嬢様と銀髪の咲夜さん。紅い瞳のお嬢様と青い瞳の咲夜さん。よくお似合いなんですよ。私の赤い髪じゃあお嬢様の隣に立てないと……思いまして………」

あぁ自分で言っていて凹んでしまいます。それほどショックを受けていたことにも自嘲しました。

本を追っていた瞳が不意に此方をじっと見つめてきてドキマキしてしまいます。

「意外ね。心も身体もタフそうな貴方がそんなこと言うなんて。」

柄でもないのは分かっています。僅かに拗ねているとパチュリー様はクスリと笑いました。

「貴方の赤い髪が好きってあの子言っていたわ。太陽が似合う笑顔も。」

いつも、毒舌でお世辞も言わず愛想もなく話しかけても無視して冷たい瞳で睨んでくる魔女の言葉だからこそ、嘘は言わないと信じることが出来ました。同時にお嬢様への想いが沸き上がってきて、口に出してしまいそうです。

「お嬢様が好きです」

「ふぅん」

「大大大好きなんです」

「へぇ」

もっともっと言おうとしているとカシャンと陶器の割れる音が響きます。ほぼ本能的な動作でそちらを見るとお嬢様が立っておられました。顔に驚愕と書いてあるのが見えた気がします。

「お、お嬢様?あの、いつからそこに」

「ついさっきだけど、邪魔したわね」

もしや聞かれた?と思ってお嬢様を見つめると顔を反らします。

「それじゃ、ふ、二人ともお幸せに!」

全て理解しました。せざるをえなかったです。お嬢様は大大大好きの件から聞いていたんだなと思いました。

「美紅、早く誤解をといてきなさい。今すぐ」

「はいぃぃ!!」

爆発するような魔力に圧されてお嬢様の後を追いました。誤解されて困るのは二人とも同じですから。






その後、死ぬ気で誤解をときました。

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かんな(プロフ) - リクエストて受け付けてますか?もし、受け付けているのならパチュレミをもっと書いて欲しいです(小声)出来ればでいいので…… (2019年6月1日 21時) (レス) id: d024afc4b4 (このIDを非表示/違反報告)
なめこの味噌汁 - うれしいいい うー☆ (2018年5月24日 19時) (レス) id: 7d1f6fc3cc (このIDを非表示/違反報告)
れみぃ(プロフ) - レミリア受け本当美味しい。紫レミお願いします! (2017年12月25日 11時) (レス) id: 2a70230ab5 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ - さとレミをください(;ω;`*) (2017年10月7日 16時) (レス) id: e9911c7eb2 (このIDを非表示/違反報告)
レミィぬこぬこ - レミリア総受けお願いします! 頑張って下さい!(`・ω・´ ) (2017年2月2日 9時) (レス) id: a46d8eda0b (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2016年2月21日 8時

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