検索窓
今日:24 hit、昨日:1 hit、合計:30,447 hit

萃レミ ページ15

紫から酒を貰った。無尽蔵に酒が湧く瓢箪は在るわけだけれども、こういうのも嫌いではない。
酒のラベルを見て思わずゲッと声を上げてしまう。ラベルには達筆な文字で"シャトー・オ・ブリオン"と書かれていた。







「で、何で呼んだのよ」

「別に私ワイン好きじゃないし」

と、差し出されたワインの瓶を見てレミリアは顔を綻ばせた。

「ふーんなかなかいいやつじゃないか」

「お前よくそんなの呑めるね」

酒好きの萃香らしからぬ台詞だ。レミリアは特に気分を害した風も無かったが意地悪げに笑う。

「へーまだまだお子ちゃまなのね」

にやにや笑うレミリアに萃香は手を伸ばす。

「別に飲めるから返せ」

これを予想していたようにヒラリと避けると霧状になる。

「じゃあ、これは美味しく戴くよ」

何処からともなく声が聞こえてくる。別にこのまま帰しても構わなかったがしてやられた感じが気にくわない。
能力を使いレミリアの霧を集めると次第にそれらは人型になっていき吃驚した顔のレミリアが現れる。

「あら、これは驚いたわ。でも、もう帰んないと咲夜が心配するのよね」

目の前の吸血鬼の従者の名前が出てきたことにより萃香の眉がピクリと動く。
なんかむかつく。いっそのこと鬼の力で拐ってしまおうか。光も届かない処でずっと閉じ込めてしまったらこいつはどんな顔をするのか。考え込んでいた萃香は気付かなかった。レミリアが羽を広げていたことに。

「じゃあね」

なので、天狗の速度で飛び去っていくレミリアを萃香はポカンと口を開けて見送ることしか出来なかった。






(レミリアとかいう奴本当にムカつく!)

(このワインいつ飲もうかしら♪)

咲レミ→←フラレミ


ラッキーアイテム

フランの秘蔵姉写真集


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
設定タグ:東方 , 溺愛 , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かんな(プロフ) - リクエストて受け付けてますか?もし、受け付けているのならパチュレミをもっと書いて欲しいです(小声)出来ればでいいので…… (2019年6月1日 21時) (レス) id: d024afc4b4 (このIDを非表示/違反報告)
なめこの味噌汁 - うれしいいい うー☆ (2018年5月24日 19時) (レス) id: 7d1f6fc3cc (このIDを非表示/違反報告)
れみぃ(プロフ) - レミリア受け本当美味しい。紫レミお願いします! (2017年12月25日 11時) (レス) id: 2a70230ab5 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ - さとレミをください(;ω;`*) (2017年10月7日 16時) (レス) id: e9911c7eb2 (このIDを非表示/違反報告)
レミィぬこぬこ - レミリア総受けお願いします! 頑張って下さい!(`・ω・´ ) (2017年2月2日 9時) (レス) id: a46d8eda0b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2016年2月21日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。