パチェレミ ページ2
レミリア・スカーレットは、完璧な存在だ。陶器のような白い肌、くりっとした大きい瞳は何よりも紅く、身の丈ほどの蝙蝠の羽も、料理だけはできないが細い手は運命すらも操れるほど、完璧な容姿最高の力あふれでる威厳
それが幻想卿のレミリアのイメージだった。
大図書館には、今三人の人物がいる。
一人は小悪魔
主人から言いつけられた仕事をせっせとやっている。
もう一人は、図書館の主パチュリー・ノーレッジ
厚さ国語辞典三冊分くらいの本を読んでいる。
そして最後の一人がレミリア
パチュリーの隣で机につっぷしている。
時々嗚咽が漏れ出ていることからきっと泣いているのだろう。
隣に座っているパチュリーは、いつものことだと言わんばかりに何でもない顔で本を読み進めている。
沈黙。レミリアの嗚咽と本のページをめくる音以外何も聞こえない。
私パチュリーは、はぁと一つため息をついて顔をあげた。横にいるレミィに声をかける。
「どうしたのよ貴方らしくもない」
「パチェ私らしいって何なのさ私なんかが紅魔館の主をやってていいのかな」
答えたレミィの声は、鼻声でいつもの自信満々な態度とは打って変わって弱々しいものだった。
本当に馬鹿な娘だ。
『貴方はね完璧を求めすぎているのよ。咲夜や明鈴たちの前では、完璧な主を。
フランドールの前では完璧な姉を。
人間たちの前では、忌み嫌われる完璧な吸血鬼を。
勿論、それは悪いことではないわ。だけどねやり過ぎると心のバランスがとれなくなって不安定になってしまうのよ。今みたいにね。』
何度も言おうとして、言えなかった彼女には必要なアドバイス。いや、言わなかった言葉。
言ってしまえば彼女は、楽になれただろう。でも、そうしたら、もう自分の前で泣くことはなくなるかもしれない。それがとても、何よりも嫌だった。潤んだ瞳で、僅かに赤い頬で、そんな誰にも見せないレミリアの姿でとても独占欲が満たされた。狂っているなんて自分が一番分かっている。
本をぱたりと閉じる。栞を入れ忘れたがどうでもいい。
彼女の背中を優しくさすりながらふと考える。こんな歪んでいる友情は、友情と呼べるのだろうか。
ラッキーアイテム
フランの秘蔵姉写真集
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かんな(プロフ) - リクエストて受け付けてますか？もし、受け付けているのならパチュレミをもっと書いて欲しいです（小声）出来ればでいいので…… (2019年6月1日 21時) (
レス) id: d024afc4b4 (このIDを非表示/違反報告)
なめこの味噌汁 - うれしいいい うー☆ (2018年5月24日 19時) (レス) id: 7d1f6fc3cc (このIDを非表示/違反報告)
れみぃ(プロフ) - レミリア受け本当美味しい。紫レミお願いします！ (2017年12月25日 11時) (レス) id: 2a70230ab5 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ - さとレミをください(；ω；｀*) (2017年10月7日 16時) (レス) id: e9911c7eb2 (このIDを非表示/違反報告)
レミィぬこぬこ - レミリア総受けお願いします！ 頑張って下さい！(`・ω・´ ) (2017年2月2日 9時) (レス) id: a46d8eda0b (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2016年2月21日 8時
