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まるで、恋人同士のようだと思った。
私とではなく、見習いちゃんと。だけれど。
見習いちゃんを守るように私の刀をよける江雪。その瞳は深く深く冷え切っていた。
「ナイトきどり?似合わないわね、江雪」
「…」
「あら、無視だなんてつれないわねぇー」
ぐ、と踏み込んで懐に入り込む。しかし袈裟によってそれは防がれてしまった。
ばかね、ほんと。
「ねえ、江雪」
「…………なんでしょうか、」
「………すきだよ」
「、」
「なぁんてねっ」
そんなの、嘘に決まっているじゃないか。裏切られたんだ。そうそう、許せるわけ、ない。
江雪の首めがけて刀を振り上げる。
それは、彼の捨て身の攻撃と同じ。
守りを捨てた、最大の攻撃。
「さよなら」
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亡王月(プロフ) - 続き読みたいィィィィいいいいいいい (2017年2月25日 10時) (レス) id: daae0ce9c5 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 続きが!!続きが!!続きがぁぁぁ!!良いところで終わってるぅぅ!!続きを待っていますぅぅ!! (2016年12月22日 19時) (レス) id: 5d7c126e76 (このIDを非表示/違反報告)
千鶴@いちごおれ - ろいど軍曹さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるなんてとても嬉しいです!重ね重ねではありますが、ありがとうございます!!! (2016年9月5日 20時) (レス) id: 49fc139959 (このIDを非表示/違反報告)
千鶴@いちごおれ - 幻想郷の神になってみたいさん» コメントありがとうございます!バイトも短期だったので、更新再開しました! (2016年9月5日 20時) (レス) id: 49fc139959 (このIDを非表示/違反報告)
ろいど軍曹(プロフ) - あああ素敵本当に素敵です感動…自分が初めて読んだ刀剣乱舞の小説が千鶴さんのこの小説だったのですが、やはり好きです 自分にとっては原点なので戻ってきてしまいます あああ本当に好きですこの小説… (2016年9月3日 21時) (レス) id: d3d55130b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千鶴@いちごおれ | 作成日時:2015年11月17日 17時