∞のお嬢〜３〜

Ｎｏ．１０９ ページ29

大倉side




お嬢を迎えに来たのに･･･




《歩いて帰るから車での迎えは大丈夫》



と連絡があって潔く車で屋敷に向かってると




あっ！お嬢だ！



その横には･･･



男？



え？まさかアイツと帰るために迎え断ったん？




まぁ断ったことは別にどうでもええねんけど･･･



彼氏ちゃうよな･･･




はよ帰ってみんなに報告せな！




屋敷について急いで全員集めた


村「どしてんそんなに慌てて」

大「大変なことが起きた」

錦「なんや!?」




大「お嬢が･･･」

渋「なんや!?また誘拐か？」





大「男と歩いとった」


錦「はぁ!?」

安「見間違いとかちゃうくて？」

大「いやあれはお嬢や･･･今更見間違えるわないわ」

丸「まさか･･･彼氏？」

横「んなわけ･･･あるのか･･･」

村「もう高3やしなぁ･･･」






ガチャ




帰ってきよった･･･



貴「ただいまぁ！」


丸「お、おかえり！」

安「おかえり！」



貴「何してんの？みんな揃って」



錦「え･･･いや明日の･･･打ち合わせ！な？」

大「お、おん！せやねん！やから忙しわぁ」



貴「じゃあ今日やっぱり先帰ってもらって正解だったね！」


大「お、おう･･･」




渋「なぁお嬢」

貴「ん？何？」

渋「彼氏おるん？」



はぁ!?マジありえへん！ド直球で言いよった！



貴「は？彼氏？いるわけないじゃん笑笑」


安「え？ちゃうの？」

貴「私がこの組にいる限りは彼氏は出来ません！笑でしょ？」


丸「じゃあ大倉が見たってのは･･･」

貴「忠義が言ったの？笑どこをどう見て彼氏だと思ったわけ？」



大「やって･･･俺の迎え断って男と歩いとったもん」

貴「男？･･･あぁ亀梨くんのこと？」




全「亀梨くん？」




貴「今日学校に転校してきた子で帰る方向が一緒だから帰ろ！って言われて帰ってただけだよ？」



絶対お嬢狙っとるやん



村「ていうか･･･亀梨･･･」


俺もどっかで聞いたことあんねん･･･その名前



なんやったっけ？



貴「で？問題は解決した？」

丸「うん！めっちゃ解決！」

安「スッキリや！」

横「ほんま焦ったやんけぇ･･･」





ほんまお嬢に彼氏出来たらまじで泣くで･･･


やって将来は絶対に俺と結婚すんねん！



貴「しません！」




あら･･･聞こえてた

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