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＊Aside
高校生たちが帰ってスタジオのモップ掛けをしてると
隆二 「お疲れ」
洗濯物を取り込んできた今市さんが来た
A 「お疲れさまです」
隆二 「上手くいった？」
A 「なんとかって感じですかね」
隆二 「そっか。 でも顔がイキイキしてる」
私、顔の表情が変わんないのに
今市さんには私の気持ちが分かるみたい
A 「楽しかったです」
洗濯カゴをテーブルの上に置いて
余ってるモップを使って掃除を手伝ってくれた
A 「あ、すいません」
隆二 「ううん、全然っ」
A 「洗濯、バイトに任せてくれて良かったのに
ありがとうございます」
隆二 「気づいた人がやればいいんだよ。
社員だからって後輩に押し付けるのはなんか好きじゃないな」
今市さんって思ってた人と違うな
もっと、俺忙しいから雑用やってみたいな人だと思ってた
.
今市さんが手伝ってくれたからスタジオの掃除が早く終って
プールの様子が見える廊下に出る
隆二 「この後はトレーニング？」
A 「はい」
隆二 「今日も忙しいなー」
A 「今市さん、明後日レッスンが終わったら…」
私でよければ一緒に…
隆二 「ん？」
ふと、プールの方を見ると
A 「今市さん！！
プールでお客様が浮いてます！！！！」
隆二 「え！！」
この時間のプールはいつも空いてて
1人しかいないお客様がビクともせず浮いている
呼吸してない場合があるな
プールを監視してる人は誰だか分かんないけど
掃除中かなんかで気づいてないみたい
A 「今市さん！
洗濯物のバスタオル持って一緒に来て下さい！！」
隆二 「おう！！」
私は今市さんを連れて、急いでプールへと向かった
.
もう私の前で誰も死なせたくない
.
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作者名：emirin | 作成日時：2016年3月1日 8時
