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＊伶菜side
ガチャ
A 「ただいま」
伶菜 「おかえり〜」
いつもよりぐったりしたAが帰ってきた
伶菜 「今日遅かったね」
A 「いろいろあって今市さん家まで送ってきた」
伶菜 「え！？いろいろって何！？」
いつものようにドカっとソファに座るAに詰め寄る
A 「近い近い」
伶菜 「何があったの〜 (ニヤッ)」
Aが男の人と一緒に帰るなんて珍しいから
ちょっと嬉しくなっちゃった
しかも今市さんって、前にAを家まで送ってきた後から
勤務中、Aに話しかけてるのをよく見かける
気にかけてくれてるのかな？
A 「中川さんって覚えてる？」
伶菜 「A連れて行こうとした人でしょ？」
A 「そう。 今日勤務終わりジムの外で立ってたの」
伶菜 「はあ！？ それってまたA目当て？」
A 「何がしたいのかよく分かんなかったけど、
今市さんが一緒に外出てくれて
��俺の女に手出したらマジで許さねーかんな！！��
って言ったら中川さんが逃げて行ったの
ほんと何がしたかったのか分かんない」
ちょっと待って
いろいろとツッコミたいとこあるんだけど
伶菜 「今市さんが言ったの？俺の女に〜とかって」
A 「そうなの。
中川さんの目の前で抱き合ったりカップルのフリしてた」
伶菜 「フリなの！？」
A 「もちろんフリだよ。 でも正直助かったな〜
前回の事思い出しちゃって何にも出来なかったし」
伶菜 「で、今市さんを送ってきたと」
A 「今日、外回りで歩いて来たって言われたから」
今市さんってやっぱりガツガツ行く人なんだ
伶菜 「いろいろ大変だったね〜」
A 「それとね？
今市さんに もっと笑え って言われちゃった…」
あちゃー
それはAにとっては禁句なんです 今市さん。
笑いたくない訳じゃないんだよね
A 「でも、あんな直球で笑えって言われたの初めてだったから
ちょっと嬉しかったかも」
立ち上がり冷蔵庫へ飲み物を取りに行ったA
A 「ゆっくりだけどちゃんと前に進みたいな」
伶菜 「そうだね。」
A 「なーんか、最近しんみりした感じ多くない？
私こうゆうの苦手〜〜 」
って言いながらもちょっと嬉しそう(笑)
今市さんならAを変えてくれるかも
.
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作者名：emirin | 作成日時：2016年3月1日 8時
